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帽子をかぶるとハゲる?その気になる理由と似合う帽子の選び方

帽子をかぶるとハゲる?その気になる理由と似合う帽子の選び方

「帽子をかぶるとハゲる」といううわさを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。帽子に対して、髪や頭皮を摩擦したり蒸れたりするイメージを持っているために、ハゲを連想する方も多い傾向です。実際のところ、帽子をかぶるとハゲるのかどうか気になりますよね。そこで、今回は「帽子とハゲの関係」や「ハゲを隠すために帽子を選ぶときのポイント」についてご紹介します。

「帽子をかぶるとハゲる」は本当?

「帽子をかぶるとハゲる」は本当?

そもそも、「帽子をかぶるとハゲる」といううわさは本当なのでしょうか。そのうわさの真実と帽子の知られざるメリットについて詳しくみていきましょう。

帽子をかぶるとハゲるといわれる理由

帽子をかぶるとハゲるのは、半分はホントで半分はウソとも言えます。帽子のかぶり方によっては、ハゲのリスクが高まることが考えられます。帽子をかぶるとハゲるといわれている理由は次のとおりです。

(1) 頭皮が蒸れて雑菌が繁殖する

帽子を長時間かぶると、頭皮が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌によって頭皮や毛穴に炎症が起こることで、抜け毛が増える可能性があるのです。また、炎症に伴うかゆみによって、爪を立てて頭皮をかくことで抜け毛が増えることも予想されます。

(2)髪が痛む場合がある

頭のサイズに対して小さい帽子をかぶると、髪が摩擦によってダメージを受けます。髪がパサついてしまうと、そのあたりの髪が薄くなる場合があります。また、髪が痛んでいるとボリューム感が失われ、頭皮が見えているわけではないのにハゲているイメージを持たれる可能性があります。

(3)分け目が固定される場合がある

帽子で頭部が圧迫されると、髪の分け目が固定されます。帽子を脱いだときに、違和感のある分け目が目立ってしまい、ハゲているイメージを与える場合があるのです。分け目は、髪を洗うことで改善しますが、帽子をかぶるたびに分け目が固定されます。

帽子をかぶると必ずハゲるわけではない

「帽子をかぶるとハゲる」といううわさについて、真実の部分もありますが、必ずハゲるわけではありません。ハゲの原因は、男性ホルモンや生活習慣、ヘアケアなど複数の要因が関係しているため、帽子をかぶっているからといって、ハゲるとは限らないのです。

ハゲの原因の中でも注意したいのが男性ホルモンによるAGAです。男性ホルモンのテストステロンが変化したジヒドロテストステロンによって髪の成長が妨げられ、髪のボリュームが失われます。これは、帽子をかぶるのをやめたところで改善できるわけではありません。

つまり、ハゲが気になっていても、帽子をかぶるのをやめる必要はないのです。

帽子は紫外線対策になる

帽子には、紫外線対策になるメリットがあります。紫外線は、頭皮と髪にダメージを与えることで、結果的にハゲのリスクを高めます。UVカットの帽子をかぶれば、紫外線による頭皮と髪への影響を抑えられるため、ハゲにくくなる可能性があるのです。

このように、ハゲに良い効果も期待できるため、帽子をかぶるのをやめるのではなく、うまく選んで正しくかぶることをおすすめします。

ハゲが気になるけど帽子をかぶりたい!何に注意すればいい?

ハゲが気になるけど帽子をかぶりたい!何に注意すればいい?

ハゲのリスクが気になるものの帽子をかぶりたい場合は、次のようなことに注意しましょう。

こまめに頭皮と髪を乾燥させる

帽子を長時間かぶっていると、頭皮と髪が蒸れて雑菌が繁殖しやすくなります。そのため、こまめに帽子を脱いで頭皮と髪を乾かしましょう。また、帽子はフックに吊るすなどして乾燥させてください。雑菌を減らしてニオイを抑えるスプレーを吹きかけておくことをおすすめします。

帽子は、目安として1~2時間に1回は脱いでください。乾かす時間は、10分程度で十分でしょう。ただし、汗の量や帽子の厚さなどで変わるため、湿っている間はかぶらないでください。また、夏場など汗を大量にかく季節では、いくつか帽子を持ち歩くことをおすすめします。

帽子をこまめに洗濯する

かぶった帽子は、できるだけ毎回洗濯しましょう。汗をかいていないように見えても、実際には帽子に汗や皮脂がついており、雑菌が繁殖する原因となります。そのまま放置すると、ニオイの原因にもなるため注意が必要です。

帽子についたニオイは、簡単には落ちません。また、雑菌が繁殖した帽子をかぶることで、頭皮トラブルが起こる可能性もあります。こまめに洗濯すれば、いつでも清潔な帽子をかぶれるようになります。

通気性が良い帽子を選ぶ

1時間に1回を目安に帽子を脱いでも、多少は汗をかくでしょう。できるだけ通気性が良い帽子を選ぶことが大切です。ハットやキャップ、ハンチングなど、帽子の種類を問わず通気性に特化したものが販売されています。通気性がいいものは、布地の密度が低いため、紫外線を十分に遮断できない可能性があります。UVカット率が高く、通気性がいい帽子を選びましょう。

汗をこまめに拭く

帽子をかぶると、かぶらない場合と比べて汗の量が増えます。そのため、汗をこまめに拭くことが大切です。流れてきた汗だけではなく、帽子を脱いで頭皮と髪についた汗をしっかりと拭き取りましょう。その際には、髪の根元に溜まった汗も拭き取ることが大切です。

毎日欠かさずシャンプーする

どれだけ汗の量が少なくても、毎日欠かさずシャンプーしましょう。頭皮からは、汗だけではなく皮脂も分泌されます。皮脂は、増えすぎると雑菌の異常繁殖につながるため、毎日しっかり洗い流す必要があるのです。ただし、皮脂を洗い流しすぎると、頭皮が乾燥してトラブルが起こりやすくなるため、適度に皮脂を落としましょう。

ぬるま湯で丁寧に洗うことで、皮脂を適度に残すことが可能です。また、優しくタオルドライしてからドライヤーで乾かしてください。そのときも、髪や頭皮から30cm以上離して、熱風によるダメージを抑えましょう。

ハゲの人に似合う帽子の選び方

ハゲの人に似合う帽子の選び方

ハゲが気になって外出もままならない場合は、帽子で隠すことをおすすめします。自分に似合う帽子を見つければ、ハゲかどうかに関係なくオシャレを楽しめるようになるかもしれません。次のように帽子を選びましょう。

上品なイメージになるハット

上品なイメージのハットは、ほとんどのタイプの顔に似合います。ただし、面長の人はツバが広いものを選びましょう。面長なのにツバが狭いハットを選ぶと、バランスがうまくとれません。同じように、顔が小さい人はツバが広いハットを選びましょう。

ハットは、フォーマルやキレイめ、キレイめカジュアル、モード系などさまざまなファッションと相性がバツグンです。アイボリーやブラウン、ネイビーなどはアクティブなイメージを与えるため、カジュアルなコーデに向いています。

モダンなイメージのハンチング

ハンチングは、モダンで知的な印象を与える帽子です。ファッションに、こなれ感をプラスしてくれるため、簡単にオシャレな雰囲気を演出できます。前髪がほとんどない状態は、ハンチングにメガネを合わせると、うまくバランスをとれます。ゆるめなシルエットのパンツやチェックシャツ、テーラードジャケットなどと相性バツグンです。

寒さ対策にもなるニットキャップ

二ットキャップは、頭皮を空気の乾燥や冷気から守ってくれます。サイズが小さいものを選ぶと、かなり窮屈な印象を与えてしまうため、自分に合ったサイズのものを選びましょう。また、コーディネートを締めたい場合は、ネイビーやブラックなどダークカラーのものをおすすめします。

アクティブなイメージのキャップ

キャップは、アクティブなイメージを与えられるため、カジュアルコーデやキレイめコーデのアクセントに取り入れるのがおすすめです。面長な人には似合わないため注意しましょう。ただし、顎がシャープであるなど、顔が丸くない場合は似合う可能性があります。ブラックやネイビーのキャップは暗い印象を与える場合があるため、スポーツチームやブランドのロゴが入った明るめのデザインのものを選びましょう。

帽子は正しくかぶろう!似合うものを選ぶことがポイント

帽子は、正しくかぶることで、ハゲのリスクを高めることなく楽しめます。また、ハゲを隠すこともできるため、ハゲが気になる方は積極的に使っていきたいところです。ただし、蒸れやすいため、こまめに乾燥させましょう。そして、ハットやハンチング、キャップなどの中から自分に似合う帽子を選ぶことが大切です。

帽子の有無に関係なく、最近ハゲが気になってきたという方は、早めにクリニックを受診しましょう。受診する時間がない方は、アイメッドで遠隔診療を受けてはいかがでしょうか。自宅や外出先からスマホを通して診療を受けられるため、忙しい方にもおすすめです。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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