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薄毛に効果的なシャンプーとは?おすすめの成分から正しい洗い方まで解説

薄毛に効果的なシャンプーとは?おすすめの成分から正しい洗い方まで解説

薄毛が気になる方は、シャンプーを見直してはいかがでしょうか。薄毛対策シャンプーを使うことで、頭皮環境が整って薄毛のリスクを抑えられます。配合成分によって期待できる効果が異なるため、確認しておきましょう。ここでは、薄毛に効果が期待できるシャンプーの成分から正しい洗い方まで詳しくご紹介します。

薄毛対策シャンプーの効果とは?

薄毛対策シャンプーの効果とは?

薄毛対策シャンプーには、どのような効果が期待できるのでしょうか。薄毛を招く要因と合わせて詳しくみていきましょう。

薄毛を招く要因

薄毛の要因は、完全には解明されていません。次のような要因で薄毛になるとされています。

・男性ホルモンによる髪の成長抑制

男性ホルモンのテストステロンが頭皮にある5αリダクターゼによって、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンに変わります。ジヒドロテストステロンは、男性ホルモン受容体と呼ばれる組織に取り込まれ、髪の成長を抑制するシグナルを出すのです。

このような男性ホルモンによる薄毛をAGAといいます。AGAは、放置すると進行してしまうため、薄毛に気づいたら早く治療とケアを始めることが大切です。

・ストレスによる血流低下

強いストレスを受けると、血管の収縮と拡張を調整している自律神経のバランスが崩れます。その結果、血液を全身へうまく循環できなくなり、頭皮に栄養が届きにくくなるのです。髪の成長に必要な栄養が不足すると、健康な髪が伸びにくくなり薄毛につながります。

現代はストレス社会とも呼ばれており、さまざまな場面で心に負担がかかります。仕事や家事、育児、人間関係などで継続的にストレスを受けている方は、少しでも心の負担を軽くすることが大切です。

・血行不良による栄養の供給の低下

身体の冷え、運動不足なども血行不良を招きます。ストレスによる血行不良と同じく、髪に必要な栄養が不足して薄毛のリスクが上がります。夏にエアコンの設定温度を低くしすぎたり、デスクワークで身体を動かすことがほとんどなかったりする方は注意しましょう。

・頭皮環境の乱れ

洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったり、熱いお湯で洗い流したりすると、頭皮が乾燥してしまいます。乾燥した頭皮は、少しの刺激でダメージを受けて炎症が起きてしまうのです。毛穴に炎症が起こると、髪の成長が阻害されて抜ける場合があるため、頭皮環境が乱れるのを防ぎましょう。

薄毛対策シャンプーに期待できる効果

薄毛対策シャンプーに対して、「使えば髪が生える」「AGAを治療できる」といったイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、残念ながらAGAの改善効果や発毛促進効果はありません。それでは、薄毛対策シャンプーがどのように薄毛のリスクを抑えるのか詳しくみていきましょう。

・頭皮環境を整えて髪の成長をサポートする

薄毛対策シャンプーには、頭皮環境を整えて髪の成長をサポートする効果が期待できます。頭皮の炎症を抑える成分が含まれており、頭皮が受けたダメージをケアしてくれるのです。頭皮環境が整うことで、髪を伸ばすための土台が整って薄毛のリスクが下がります。

・頭皮を保湿して刺激から守る

薄毛対策シャンプーには、保湿成分も含まれています。頭皮にうるおいを与えて乾燥を防ぎ、刺激に強い頭皮環境へと整えるのです。また、空気の乾燥や摩擦、紫外線などのダメージを受けにくくなるため、薄毛のリスクが下がります。いつも、シャンプーの後に頭皮の乾燥を感じる場合は、薄毛対策シャンプーに変えることで改善する可能性があります。

薄毛対策シャンプーの正しい使い方

薄毛対策シャンプーの正しい使い方

薄毛対策シャンプーは、正しく使わなければ効果が期待できません。それどころか、かえって頭皮の乾燥を招き、頭皮環境が乱れる恐れもあるのです。次のように、薄毛対策シャンプーを使いましょう。

・ぬるま湯で頭皮全体を洗いながら頭皮を温める

ぬるま湯を頭皮と髪のすみずみまで行きわたらせることで、シャンプーが泡立ちやすくなります。また、頭皮が温まることで血行の改善が期待できます。熱い湯で洗うと、頭皮に必要な皮脂が洗い流されるため、ぬるま湯で洗いましょう。

・シャンプーをしっかり泡立てる

シャンプーをそのまま使うと、洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥してしまいます。薄毛対策シャンプーでも、泡立てないと洗浄力が強すぎるため、必ず泡立ててから使いましょう。

・指の腹でやさしく丁寧に洗う

両手の指の腹で頭皮をやさしく丁寧に洗いましょう。爪を立てたり強くこすったりすると、頭皮がダメージを受けてしまいます。薄毛対策シャンプーでも、このような洗い方では頭皮環境が乱れてしまうでしょう。マッサージするようにツボを押すと、血行が促されて薄毛のケアが期待できます。

・たっぷりのぬるま湯で丁寧に洗い流す

泡が頭皮や髪に残らないように、たっぷりのぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。水圧が強いシャワーを当てると洗い流しやすくなりますが、頭皮に刺激になる可能性があるため注意が必要です。耳の後ろや首などに泡が残らないように注意しましょう。

・トリートメントは毛先にだけつける

トリートメントを使う場合は、毛先にだけつけましょう。髪の根元につけると、頭皮にもトリートメントがついてしまいます。もし、トリートメントに肌への刺激となる成分が含まれていれば、薄毛対策シャンプーを使っても頭皮環境が乱れてしまうでしょう。また、毛穴にトリートメントがつまって薄毛を引き起こすという説もありますが、医学的根拠はありません。

薄毛対策シャンプーの正しい選び方

薄毛対策シャンプーの正しい選び方

薄毛対策シャンプーに分類されるシャンプーはたくさんあります。なかには、頭皮への刺激が強いものや保湿成分が含まれていないものもあるため注意が必要です。次のような薄毛対策シャンプーを選びましょう。

・アミノ酸系シャンプーを選ぶ

アミノ酸系シャンプーは、洗浄力がマイルドで頭皮をやさしく洗えることが特徴です。髪と頭皮についた余分な皮脂や汚れを取り除き、必要な皮脂は残します。パッケージに「アミノ酸系シャンプー」と記載があるものを選びましょう。

ただし、「アミノ酸配合シャンプー」とは別物のため注意が必要です。アミノ酸配合シャンプーには、洗浄力が強い石油系界面活性剤が含まれている可能性があります。N-アシルタウリン塩やアシル化グルタミン酸塩などが含まれているものがアミノ酸系シャンプーです。

・頭皮にうるおいを与えるシャンプーを選ぶ

保湿成分が含まれた薄毛対策シャンプーは、頭皮にうるおいを与えてバリア機能を高めてくれます。ドライヤーの熱で頭皮が乾燥するリスクも抑えられるでしょう。また、ドライヤーで乾かす前にヘアトニックを使えば、さらにバリア機能を高められます。

保湿成分には、ヒアルロン酸やセラミド、天然保湿因子などがあります。そのほか、植物のエキスも保湿成分として配合されているものもあるので、パッケージを確認してみてください。

・頭皮の炎症を抑えるシャンプーを選ぶ

頭皮の炎症を抑えるシャンプーを選ぶことで、軽い頭皮トラブルであれば改善できる可能性があります。頭皮トラブルは、抜け毛を引き起こすだけではなく、フケや皮脂を増やす恐れもあるため、しっかりケアしたいところです。

炎症を抑える成分には、グリチルリチン酸2Kがあります。強い炎症を抑えるほどの効果は期待できないため、程度によっては医療機関を受診しましょう。

・頭皮への刺激が弱いシャンプーを選ぶ

防腐剤や着色料などの添加物が含まれているシャンプーは、頭皮に刺激を与える可能性があります。実際に使わなければ刺激を受けるかどうかわかりませんが、できるだけ避けた方がいいでしょう。普段のシャンプーで頭皮トラブルが起きていないのであれば、まずは無添加にこだわらなくても問題ありません。

薄毛対策シャンプーで頭皮環境を整えよう

薄毛対策シャンプーで頭皮環境を整えることで、健康な髪が育ちやすくなります。ただし、それだけで薄毛を防げるわけではありません。AGAは男性ホルモンによって引き起こされるため、頭皮環境を整えても薄毛が進行してしまうのです。

少しでも薄毛が気になったら、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。プロペシアやミノキシジルなど、薄毛の改善に効果が期待できる薬を処方してもらえます。もしも、受診する時間がないのでしたら、アイメッドの遠隔診療を試してみてください。

予約すれば、スマホやタブレット、パソコンの画面を通して遠隔診療を受けられます。もし、薄毛治療が必要になっても、自宅に薬や処方箋が郵送されるので、面倒な手続きが必要ありません。

薄毛が少しでも気になったら、早めに医療機関を受診するかアイメッドの遠隔診療を受けてみましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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