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健康な髪を保つために知っておきたい育毛知識!育毛剤、頭皮マッサージは効果ある?

健康な髪を保つために知っておきたい育毛知識!育毛剤、頭皮マッサージは効果ある?

いつまでも健康な髪を保ちたい方は、育毛の基礎知識を身につけておきましょう。育毛の基本を押さえて実践すれば、抜け毛対策となります。ただし、AGAのようにホルモンが関係する薄毛や病気による薄毛を完全に防ぐことは困難です。それ以外の原因で髪が薄くならないように、育毛知識を押さえておきましょう。ここでは、健康な髪を保つために知っておきたい育毛知識をご紹介します。

育毛のメカニズム

育毛のメカニズム

まずは、どのような仕組みで健康な髪を育てられるのか詳しくみていきましょう。

・毛母細胞が活性化する

髪は、毛根にある毛母細胞が分裂と増殖を繰り返すことで生成されます。育毛を実践することで、毛母細胞が活性化して髪の成長を促すことが可能です。

・血流が改善して栄養が届くようになる

髪には、さまざまな栄養が必要です。栄養が不足すると髪が十分に育たなくなってしまいます。また、栄養が足りていても髪に届かなければ髪は育ちません。髪に栄養を運ぶのは血液です。つまり、血流を整えることが育毛につながります。

頭皮の緊張やストレス、冷えなどは血流を悪化させるため注意が必要です。

育毛のために知っておきたいヘアサイクル

育毛のために知っておきたいヘアサイクル

育毛知識を身につけよう、そう考えるなら、まずはヘアサイクルについて知っておきたいところです。髪は、常に成長を続けているわけではありません。やがて成長が止まり、自然に抜け落ちるのです。そして、再び新たに髪が生えてくるというサイクルを繰り返しています。

これがヘアサイクルです。成長期が2~6年続き、髪の成長が止まる退行期へ移行します。退行期は約2週間続き、3~4ヵ月の休止期を経て自然に抜け落ちます。これが正常なヘアサイクルですが、AGAになると成長期が短縮されることで短い髪が増え、頭皮が透けて見えるようになるのです。

また、不規則な生活や間違ったヘアケアなどもヘアサイクルを乱して薄毛のリスクを高めます。

薄毛を招く日常の習慣とは?

薄毛を招く日常の習慣とは?

次のような習慣は、ヘアサイクルを乱したり抜け毛を増やしたりするといわれています。

・偏食や栄養不足

健康な髪の成長に欠かせない栄養が不足すると、薄毛のリスクが高まります。過度なダイエットで栄養不足になっていたり、好き嫌いが激しくて特定の栄養素が不足したりする場合は注意が必要です。

・頻繁な喫煙

喫煙習慣がある方は、ニコチンやタールなどの有害物質の影響で血流が低下している可能性があります。血流が低下すると、髪への栄養の供給にも影響がでてしまいます。喫煙は避けたほうがいいでしょう。

・睡眠不足や睡眠の質の低下

睡眠不足や睡眠の質の低下は、髪の代謝に影響を及ぼします。良質な睡眠をとると、成長ホルモンが活発に分泌されて髪の成長が促されます。逆に、睡眠時間や睡眠の質に問題があると、成長ホルモンの分泌が低下して髪が伸びにくくなるのです。

・髪を洗わずに就寝する

髪を洗わずに寝ると、寝ている間に雑菌が増えて炎症が起こる可能性があります。また、皮脂を栄養源としている頭皮の常在菌が増えてしまいます。皮脂は、寝る前に洗い流すことが大切です。ただし、皮脂は頭皮を守る役割も果たしているため、過剰に洗い流すことは逆効果です。正しいシャンプーを習慣づけましょう。

薄毛予防のための生活習慣

薄毛予防のための生活習慣

薄毛予防のために、次のような生活を習慣づけましょう。

・栄養バランスのとれた食生活

肉中心の食生活は避け、野菜や果物もしっかり食べることを心がけてください。髪に必要な栄養は、タンパク質やビタミン、ミネラルなどさまざまです。できるだけ、さまざまな食品を食べるようにすることで、髪の健康状態がよくなります。

・適度な運動習慣

運動不足は、血流の低下を招きます。そのため、デスクワークなどで運動量が少ない方は、意識的に身体を動かすことが大切です。激しい運動をする必要はなく、散歩やウォーキング、サイクリングなどの適度な運動で問題ありません。

・良質かつ十分な睡眠

良質かつ十分な睡眠を習慣づけて、成長ホルモンの分泌を低下させないことが大切です。良質な睡眠をとるために、寝る前に強い光の刺激を浴びないようにしましょう。スマホやテレビ、タブレットの画面を見たり、部屋を明るくしたりすると睡眠の質が低下します。また、室温や湿度を調節して、眠りにつきやすい環境を整えましょう。

・ストレスをこまめに解消する

ストレスが溜まりすぎると、ストレスを解消するための行動をとれなくなる場合があります。無気力になったり、気分が沈んだりすると、ストレスを発散させるために趣味を楽しむことも難しくなるでしょう。そのため、ストレスはこまめに発散させることが大切です。ストレスの解消法は、良質な睡眠や適度な運動、趣味に没頭するなどです。

・喫煙を避ける

血流を低下させる喫煙を避けましょう。しかし、タバコには中毒性があるため、すぐに禁煙することは難しいかもしれません。禁煙外来に通うなど、専門家の力を借りることをおすすめします。ニコチンパッチを使用したり、タバコを吸いたい気持ちを抑えるテクニックを実践したりすることで、禁煙しやすくなるでしょう。

・過度なダイエットをしない

過度なダイエットをすることで、タンパク質やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養が不足します。ストレスも溜まるため、育毛に悪影響をおよぼしかねません。過度なダイエットは避け、食事の調節と運動の両方を取り入れて、適度にダイエットしましょう。

・飲酒を控える

アルコールが代謝される際に亜鉛が消費されるため、髪の成長に悪影響を及ぼす可能性もあります。できるだけ飲酒を控えましょう。依存傾向がある場合は、アルコール依存症外来などを頼ることをおすすめします。

ハゲを防ぐには?ハゲ予防のポイントと進行を抑える対策を解説

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2019/12/27

育毛に成功するとどうなる?

育毛に成功するとどうなる?

育毛に成功すると、次のようなことを実感できます。

  • 髪の毛にハリがでる
  • ボリューム感がでる
  • コシがでる
  • 抜け毛が減る

ヘアサイクルが整うとともに、髪に必要な栄養や酸素がしっかり届くようになり、髪が十分に成長することが期待できるでしょう。また、抜け毛が減ることでボリュームアップし、薄毛の悩みが解消される可能性があります。

育毛剤と発毛剤はどう違う??

育毛剤と発毛剤はどう違う??

育毛剤と発毛剤を同じものと思っている方は多いのではないでしょうか。実は、育毛剤には髪を生やす効果は期待できません。あくまでも、髪の成長を促すことに留まるのです。頭皮環境を整える働きがあるため、乾燥や赤みが気になる方におすすめです。

発毛剤には、ミノキシジルのような発毛効果が認められた成分が配合されています。継続的に使用することで髪のボリュームアップが期待できるでしょう。AGAの治療にも使用されているため、薄毛が気になる方は試してみてはいかがでしょうか。ミノキシジルを含む外用剤は、薬局やドラッグストアで販売されています。

頭皮マッサージで育毛環境を整えよう

頭皮マッサージで育毛環境を整えよう

頭皮マッサージには、頭皮の血流を促す効果が期待できます。頭皮を直接刺激して血流を促しつつ、喫煙や冷え、運動不足に対処しましょう。そうすれば、髪への栄養の供給が高まり、育毛に良い影響を与えられます。頭皮マッサージは、1回1~3分、1日2回程度行うことがおすすめです。

頭皮マッサージの方法は以下の通りです。

  1. 両手を頭の側頭部にあて、耳の上から頭頂部にかけてもみほぐします。
     このとき、円を描くように指の腹でマッサージしましょう。
  2. 頭頂部を強く押します。

仕事の休憩中や食後など、時間のあるときに頭皮マッサージをしましょう。また、シャンプーをするときや、入浴後のタオルドライ後などのマッサージもおすすめです。頭皮を摩擦しないように、円滑剤をつけたうえで実践してください。

頭皮マッサージは薄毛に効果的?刺激が発毛に与える影響

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2020/1/17

薄毛が気になる場合はクリニックを受診!遠隔診療で手間と時間を削減しよう

薄毛が気になる場合はクリニックを受診!遠隔診療で手間と時間を削減しよう

薄毛が気になる方は、一度クリニックでチェックしてもらってはいかがでしょうか。髪の細さや成長状態などを診てもらえるため、薄毛のリスクがわかります。また、生活習慣や頭皮ケアのアドバイスなどを得られるため、セルフケアの質が高まります。

クリニックで今の状態を確認してもらうことでAGAの早期発見や早い段階での対処につながるのではないでしょうか。

しかし、時間や手間がかかるため、なかなか一歩を踏み出せない方もいます。そのような方には、アイメッドの遠隔診療がおすすめです。自宅にいながら医師の診察を受けられるため、忙しくて受診できない方でも気軽に薄毛の相談ができます。通院することになっても、薬が自宅まで配送されてくるため、時間と手間を大きく削減できるでしょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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