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脱毛中の日焼けがNGな理由は?脱毛前後の日焼け対策について

脱毛中の日焼けがNGな理由は?脱毛前後の日焼け対策について

脱毛中は、「日焼けがNG」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。脱毛中に日焼けをしてしまうと、肌トラブルが起こるリスクが高いうえに、脱毛を受けられなくなる可能性があります。うっかり日焼けするケースもあるため、対策方法も確認しておきましょう。ここでは、脱毛中の日焼けがNGな理由と対策方法について詳しくご紹介します。

脱毛中の日焼けがNGな理由

脱毛中の日焼けがNGな理由

脱毛中の日焼けがNGな理由は次の通りです。

・肌が大きなダメージを受けるため

日焼けは、肌にダメージを負っている状態です。脱毛の施術でも、肌にレーザーや光を照射するため、多少なりダメージを受けます。そのため、日焼けをした肌に照射することで肌トラブルが起こりやすくなります。日焼けには、肌が赤くなるサンバーンと黒くなるサンタンがあります。

サンバーンは、紫外線B波によって肌に炎症が起きた状態です。赤みやヒリヒリ感などがあります。一方、サンタンはA波によってメラニンの色が濃くなり、その2~3日後にB波によってメラニンが増加して黒くなった状態です。

・施術中に痛みを感じやすい

脱毛の施術でレーザーや光を照射すると、毛のメラニンが反応して熱が発生します。日焼けによるメラニンも、毛のメラニンと同じもののため、同様に熱が発生するのです。その結果、照射時に痛みを感じるようになります。

・肌に炎症が起こりやすい

脱毛の施術で肌にレーザーや光を照射すると、日焼け部分のメラニンに反応することで熱が発生し、炎症が起こる恐れがあります。これは、いわゆる「やけど」の状態です。このように、日焼けをした肌にレーザーや光を照射すると、やけどを負う可能性があるため、クリニックやサロンによっては施術を断られます。

・脱毛効果が低下する

日焼けした肌に、レーザーや光を照射する場合、出力を下げる必要があります。その結果、脱毛効果が低下して、通う期間が長くなる可能性があるのです。追加料金がかかったり、予定通りに脱毛が終わらなくなったりするため、脱毛期間中の日焼けは避けましょう。

脱毛前後に日焼けした場合の対処法

脱毛前後に日焼けした場合の対処法

十分に注意していても、日焼けしてしまうケースがあります。脱毛の前後に日焼けしてしまった場合の対処法を詳しくみていきましょう。

・まずはサロン、クリニックに相談する

脱毛前後に日焼けしたときは、判明した時点で予約しているサロンやクリニックに連絡しましょう。日焼けしたところへの照射は、やけどのリスクが高いため、施術を断られる可能性があります。日焼けがなくなってから施術を再開してください。

日焼けがなくなるまでの期間は、個人差が大きく日焼けの程度も関係します。そのため、日焼けがほとんどなくなってから再度予約したほうがいいでしょう。

・日焼けしたところを水で冷やす

日焼けすると、炎症によって痛みを感じる場合があるため、痛みが治まるまで水で冷やしましょう。その後は、水で濡らしたタオルを巻いてください。強い痛みが起きている場合は、濡れタオルに保冷剤を包んで日焼けしたところにあてましょう。我慢できないほどの痛みや水ぶくれがある場合は、早めに皮膚科を受診してください。

・入念に保湿ケアする

日焼けした肌は、刺激に無防備になっているため、入念に保湿ケアしましょう。化粧水は、しみる場合があるため、クリームを塗ることがおすすめです。痛みがひいても、入念な保湿ケアを1週間ほど続けてください。

・日焼けがなくなるまでは脱毛しない

日焼けの程度によっては、施術を受けられる可能性がありますが、やはり日焼けがなくなるまでは施術を受けないほうがよいでしょう。脱毛の施術では、どうしても肌にダメージが及びます。もし、強い炎症が起こると、「炎症後色素沈着」というくすみのようなものができる可能性があります。

日焼け止めは必須!脱毛期間中は紫外線を徹底ブロック

日焼け止めは必須!脱毛期間中は紫外線を徹底ブロック

紫外線対策には、日焼け止めを塗ること以外にもさまざまな方法があります。脱毛期間中に実践したい紫外線対策について詳しくみていきましょう。

・日焼け止めを正しく使う

日焼け止めには、SPFとPAの値が設定されています。SPFは紫外線B波、PAは紫外線A波に対する防御効果を表します。SPFの値が大きいほどに、紫外線B波の影響を受けるまでの時間を引き延ばすことが可能です。そして、PAの「+」の数が多いほどに紫外線A波を防ぐ能力が高くなります。

このように、SPFとPAの値によって日焼け止めの効果が異なるため、利用シーンに合わせて選ぶことが大切です。例えば、以下のような使い分けを目安にしましょう。

  • ・日常生活:SPF10~20、PA++
  • ・屋外での軽いスポーツやレジャー:SPF20~30、PA++~+++
  • ・炎天下でのレジャーやマリンスポーツ:SPF30~50+、PA++~++++

また、日焼け止めは塗り残しがないように、入念に塗ってください。SPFとPAの値がどれだけ高くても、日焼け止めは汗で流れ落ちます。そのため、数時間に1回は日焼け止めを塗り直すことが大切です。

・つばの広い帽子やUVカットの日傘

つばの広い帽子や、UVカットの日傘で日差しを避けることも大切です。つばの広い帽子は、顔の日焼け対策になります。また、UVカットの日傘は大きいものを使えば、全身の日焼け対策になるでしょう。UVカット率が高いものを選ぶことが大切です。

・UVカットの衣類を着る

UVカットの衣類を着るのもおすすめです。UVカットのトップスやボトムス、スカートなどは限られていますが、下着であればデザインが豊富です。紫外線は、1年を通して降り注いでいるため、できるだけUVカットの下着を着ることをおすすめします。

・サングラスをかける

UVカットのサングラスをかけることで、目の周りの日焼けを対策できます。

脱毛時期を調整して日焼けを対策するのもおすすめ

脱毛時期を調整して日焼けを対策するのもおすすめ

紫外線量は、1年の中で変動しているため、4月ごろから紫外線が強くなっていき、7~8月にピークを迎えます。その後は、紫外線量が減少しますが、9月の初旬あたりまでは多いため警戒が必要です。このように、紫外線量は1年の中で変動するため、量が少ないときに脱毛に通ってはいかがでしょうか。脱毛を始めるのにおすすめの期間をご紹介します。

・夏までに脱毛したい場合は冬に始めよう

脱毛は、2~3ヵ月に1回のペースで通います。施術回数は、サロンが8~12回程度、クリニックが5~8回程度です。クリニックに通う場合、最短で約10ヵ月、最長で約2年で脱毛が完了するでしょう。そのため、夏に向けてクリニックで脱毛する場合は、10~12月ごろから通い始めるのがおすすめです。

サロンの場合は、少なくとも1年以上前の冬から通い始めましょう。紫外線量が少ない冬であれば、日焼けする心配がほとんどありません。気になる場合は、日焼け止めを塗ってもよいでしょう。また、冬は比較的予約がとりやすく、スケジュールに合わせて通いやすいこともメリットです。

・春~夏にかけての脱毛がおすすめできない理由

春~夏にかけては紫外線量が多いため、脱毛はおすすめできません。通うのにかかる時間が長いほどに日焼けのリスクが高まります。仮に通うにしても、駅からすぐの場所にあるクリニックやサロンを選びましょう。また、車で通う場合でも紫外線対策は必要です。紫外線は、ガラスを透過するため、ハンドルを握っている腕も日焼けする恐れがあります。

アフターケアのしっかりしたクリニックで脱毛しよう

アフターケアのしっかりしたクリニックで脱毛しよう

日焼けは肌に軽いやけどをしている状態にあたるため、日焼けした状態で脱毛の施術を受けると、ダメージを受けやすくなります。また、日焼けした状態での施術は効果も十分に期待できないかもしれません。脱毛の施術を受ける前後に日焼けをしてしまった場合は、まずはサロンやクリニックに相談してみましょう。場合によっては、日焼けが落ち着くまで脱毛を控えた方がいい場合もあります。また、脱毛期間中は日焼けを避けるために日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘、衣服で日差しを避けたりすることも効果的です。

冬から通い始めれば夏には脱毛が完了するでしょう。脱毛したい場合は早くから計画的に行うことをおすすめします。しかし、アフターケアなどが不安でなかなか踏み切れないという方もいるかもしれません。そうした場合はクリニックでの脱毛を考えてみてはいかがでしょうか。

万が一の肌トラブルにも、クリニックなら、麻酔クリームや抗炎症薬などの使用が可能です。レーザーの照射時の痛みが気になる方や、施術後の赤みが心配な方もクリニックであれば安心して通えるでしょう。できるだけ脱毛の施術が豊富で、打ち漏れや、やけどなどへの保証が充実しているクリニックを選ぶことが大切です。

全国展開しているクリニックは、豊富な実績によってあらゆるトラブルへの対処力が高いため、快適に通えることが期待できます。日焼けを防ぐためのアドバイスや、肌への影響を考えた照射など、あらゆる点で満足度できるクリニックを選んでください。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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