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これはつむじ?つむじはげの原因や対策から判別ポイントまで解説!

これはつむじ?つむじはげの原因や対策から判別ポイントまで解説!

頭頂部の地肌が見えていると、つむじはげを疑う方もいるでしょう。しかし、ただのつむじの可能性も十分にあります。では、「つむじ」と「つむじはげ」はどのように見分けるのでしょうか。今回は、つむじとつむじはげの違いのほか、つむじはげの原因と対策について詳しくご紹介します。

つむじはげとつむじを判別するポイント

つむじはげとつむじを判別するポイント

つむじとつむじはげを判別するために、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

つむじの特徴

ただのつむじであれば、地肌はそれほど露出していません。ただし、露出の度合いには個人差があるため、それだけでは判別できないでしょう。地肌がそれほど露出していないうえに、頭皮の色が白や肌色の場合は、ただのつむじだと考えられます。また、つむじから濃い毛がしっかり生えている場合もつむじはげではないでしょう。

つむじはげの特徴

つむじはげは、地肌が見える範囲が広く、一目ではげていることがわかります。つむじかつむじはげか判断できない場合は、地肌に注目しましょう。頭皮の色が赤っぽい場合は、つむじはげの可能性があります。

頭皮が赤いのは、炎症によるものです。毛穴に炎症が起こると、髪の成長が妨げられてつむじはげになる恐れがあります。また、つむじから生えている毛が細い場合も、つむじはげが心配されるでしょう。髪の成長が妨げられると、細くて短い髪が増えます。そのため、つむじの髪が細い場合は、つむじはげの可能性があるのです。

つむじはげの原因と初期症状

つむじはげの原因と初期症状

そもそも、なぜつむじはげになるのでしょうか。早期発見のために知っておきたい初期症状とあわせて詳しくみていきましょう。

つむじはげの原因

つむじはげは、次のような原因で起こります。

・男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症は、AGAとも呼ばれる薄毛の原因の一つです。思春期以降に、額の生え際が後退したり頭頂部の髪が薄くなったりします。額の生え際から後退するパターンもあれば、頭頂部が先に薄くなるパターンもあります。男性ホルモンのジヒドロテストステロンの影響で髪の成長が妨げられ、細くて短い髪が増えることが特徴です。

男性型脱毛症は自宅でのケアでは改善が難しく、専門クリニックでの治療が推奨されています。

・頭皮環境の乱れ

間違ったシャンプーや紫外線、空気の乾燥、間違ったドライヤーの使い方などが原因で、頭皮が乾燥したり炎症が起きたりします。毛穴に炎症が起こると、髪の成長が妨げられることで、つむじはげになる可能性があるのです。また、冷えや運動不足が原因で頭皮への血流が低下して、髪が栄養不足になることも関係しています。

・睡眠不足による代謝の低下

睡眠中には、髪の成長に欠かせない成長ホルモンが分泌されます。睡眠不足になってしまうと、成長ホルモンの分泌が低下して、つむじはげになるリスクが高まるのです。睡眠不足の主な原因は、ストレスによる不眠症、夜ふかしなどですが、睡眠時間は足りていても、睡眠の質が低いことによっても成長ホルモンの分泌が低下することもあります。

つむじはげの初期症状

つむじはげは、できるだけ早く対処したいところです。次のような症状は、つむじはげの初期症状の可能性があります。

・短い毛、細い抜け毛が増える

AGAでは、髪の成長期が短縮されることで、十分に育っていない短く細い毛が抜けるようになります。通常の抜け毛は、ある程度の長さと太さがあるため、抜け毛をチェックしましょう。

・頭皮が脂っぽくなる

皮脂が過剰に分泌されると、頭皮がベタベタと脂っぽくなります。皮脂は、頭皮を外部刺激から守ったり、水分の蒸発を防いだりしているのですが、増えすぎると雑菌のエサとなり、頭皮に炎症を引き起こすのです。

・頭皮が赤くなっている

頭皮が赤いのは、炎症が起きている証拠です。特に、つむじの部分が赤い場合は、これから抜け毛が増える可能性があります。抜け毛が増える前に、対策することが大切です。

つむじはげにはあわせた治療を

つむじはげにはあわせた治療を

つむじはげの可能性が高い場合は、まずクリニックを受診しましょう。つむじはげの原因にあわせた治療が必要です。つむじはげの治療法について、詳しくみていきましょう。

つむじはげの治療法

つむじはげの治療法は、次のとおりです。

・薬物療法

AGAに効果が期待できるプロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどを使用します。広く使われているのがプロペシアで、AGAを引き起こすジヒドロテストステロンの生成に必要な5αリダクターゼII型を阻害することが特徴です。また、頭皮の炎症による抜け毛に対しては、炎症を抑える抗炎症薬や、かゆみを抑える抗ヒスタミン薬を使用することが一般的です。治療法は、症状によって異なるため、自己判断で薬を使用しないでください。

・メソセラピー

AGA治療の一種で、頭皮に薬剤を直接注入する治療法です。使用する薬剤はクリニックによって異なります。プロペシアの有効成分フィナステリド、ミノキシジル、ビタミン類、亜鉛などをブレンドした薬剤が使われる傾向があります。

・自毛植毛

AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の髪を頭皮ごと移植し、AGAを根本的に治療する方法です。AGAは、頭皮にある5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結合することが発端のため、頭皮ごと移植することで再発防止が期待できます。

日常生活におけるつむじはげ対策

クリニックで治療を受けながら、自宅でもつむじはげ対策をすることで、効率的な改善が期待できます。次のような対策を始めましょう。

自宅でできる対策

・育毛剤で髪の健康をサポートする

育毛剤には、頭皮にうるおいを与えたり炎症を抑えたりする役割があります。頭皮の乾燥を抑え、バリア機能を高めることで炎症の悪化を防ぐのです。さらに、すでに起きている炎症を抑え、健やかな頭皮環境へと導いてくれるでしょう。

・頭皮マッサージで血流を整える

頭皮マッサージで頭皮への血流を整えることで、栄養がしっかり行きわたるようになります。それだけでつむじはげが改善するわけではありませんが、習慣づけたいところでしょう。頭を両手でつかみ、頭皮を動かすようにマッサージすることがポイントです。爪を立てると頭皮を傷つけるため、指の腹でマッサージしましょう。

・規則正しい生活をおくる

毎日、同じ時間に就寝・起床し、1日3食規則正しく食べることが大切です。ストレスの予防や栄養状態の改善などによって、頭皮環境が整いやすくなります。さらに、髪の成長も促せるため、つむじはげをケアできるのです。

・睡眠時間と睡眠の質を見直す

髪の代謝をサポートするために、睡眠時間と睡眠の質を見直しましょう。必要な睡眠時間には個人差がありますが、1日最低6時間は睡眠をとりたいところです。また、寝る前にスマホやテレビを見ると、ブルーライトの刺激によって睡眠の質が低下するため、できるだけ見ないようにしましょう。室温や湿度、着る服なども調整して、快適な睡眠環境を整えることが大切です。

・髪に必要な栄養をしっかり摂る

髪に必要な栄養は、タンパク質やビタミン類、亜鉛などです。肉や魚、野菜や果物をバランスよく食べることで、自然に栄養状態がよくなるでしょう。特定の食べ物ばかり食べても、薄毛は改善しません。ジャンクフードや偏った献立は避け、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

・喫煙をできるだけ控える

タバコには、血管を収縮させて血流の低下を招くニコチンが含まれています。できるだけタバコの本数を減らすことが大切です。しかし、喫煙が重要なストレス解消法になっている方は、少しずつ本数を減らしましょう。

一気に喫煙をやめると、ストレスが溜まって血流が低下する恐れがあります。また、再び喫煙してしまう可能性もあるため、無理なくやめることが大切です。

・飲酒量を減らす

アルコールが肝臓で分解される際には、髪に必要な亜鉛が消費されます。アルコールの過剰摂取が続いていると、亜鉛が不足して髪が育ちにくくなる可能性があるのです。喫煙と同じく飲酒がストレス解消になっている方は、少しずつ飲酒量を減らすことをおすすめします。

つむじはげは早めにクリニックで治療が必要

つむじはげに気づいたら、できるだけ早くクリニックで治療を受けましょう。AGAは、進行するため、治療が遅れるとつむじはげが大きなコンプレックスになる可能性があります。なかなかクリニックを受診する時間がとれない場合は、自宅にいながら診療を受けられる遠隔診療を試してはいかがでしょうか。

アイメッドの遠隔診療は、スマホアプリを通して簡単にオンラインで遠隔診療を受けられることが特徴です。また、薬や処方箋は自宅へ送られてくるうえに、クレジットカード払いが可能です。手間をほとんどかけずに受診できるため、忙しくて通院が難しい方は一度試してみてください。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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