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薄毛をカバーしたい人には「かつら」と「増毛」のどちらがおすすめ?

薄毛をカバーしたい人には「かつら」と「増毛」のどちらがおすすめ?

「薄毛が気になってきたので、カバーできる方法が知りたい」「薄毛を目立たなくするためにかつらの着用も検討している」「薄毛対策にかつらと増毛のどちらがいいのか教えてほしい」薄毛に関する悩みはさまざまです。誰にも相談できず、悶々としている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、薄毛対策として「かつら」や「ウィッグ」の着用、「増毛」を検討している方に向けて、「かつら」の相場やおすすめポイント、「増毛」をおすすめしたい人の特徴などを紹介します。

「かつら」「ウィッグ」の特徴と相場

「かつら」「ウィッグ」の特徴と相場

全体的に髪の毛が薄くなってきたり、一部分で薄毛が気になったりする場合は、「かつら」や「ウィッグ」の着用で、ある程度カバーできます。

  • 装着が簡単で気軽に試せる
  • さほど時間もかからない

といった点が「かつら」や「ウィッグ」のメリットです。

これらを着用することで、髪型を変えることもでき、状況に応じて使い分けられるでしょう。

「かつら」と「ウィッグ」には違いがある?

実は、「かつら」と「ウィッグ」には大きな差がありません。ただ、男性用だと「かつら」、女性用だと「ウィッグ」と使われることが多く、おしゃれ目的を持ち合わせたものを「ウィッグ」と呼ぶことが一般的です。

女性が用いる場合、薄毛を隠すイメージが大きい「かつら」には一種の抵抗感があるかもしれません。「ウィッグ」はファッション性があり使い分けできるため、気兼ねなく利用できる点がメリットです。頭上から後頭部を覆うタイプのみならず、部分的につけられるエクステタイプなどもあり、選択する楽しみもあります。

「かつら」「ウィッグ」それぞれの相場は?

「かつら」や「ウィッグ」を購入する場合の価格は、製品によって大きく異なります。ただ、手軽に手に入れられる価格も登場しているウィッグに比べると、薄毛対策として用いる人口毛のかつらのほうが価格は高めです。

薄毛になった部分をしっかりと隠し、不自然にならないよう工夫されたもの、通気性を考えたものであれば、その価格は数万から数十万と高額になるため、ある程度の出費は覚悟しなければなりません。

一方、おしゃれ目的で販売されている「ウィッグ」は、数百円から数千円で手に入れることもできます。これは、生産技術の進歩によるものですが、薄毛対策として「ウィッグ」着用を考えている場合は、不自然に見えないものを選びましょう。

光の反射といった見た目や手触りなどを吟味すれば、それなりの価格になります。それでも、数万円程度出せば、満足のいく「ウィッグ」が手に入る可能性が高いでしょう。

「かつら」「ウィッグ」をおすすめしたいのはこんな人

「かつら」「ウィッグ」をおすすめしたいのはこんな人

薄毛が気になる人の中でも特に「かつら」や「ウィッグ」の着用をおすすめしたいのは、部分的に髪のボリュームを出したい人やスタイリング・おしゃれを幅広く楽しみたい人。また、抗がん剤治療など医学的な理由で髪の毛が抜けてしまい、それらをカバーする目的がある人です。

髪のボリュームを出したい、部分的にカバーできればいいという人

「部分的に薄毛になっていて、その箇所を隠せればいい」「あまり人目につかないよう、ボリュームを出したい」という人は、全体的に髪の毛を増やす必要がないため、部分的な「かつら」や「ウィッグ」を使うのがおすすめ。

「隠したい」「ごまかしたい」という範囲をカバーできる部分かつらを選べば、無理なく手軽に活用できるうえに、安価にすませることが可能です。部分かつらを使う場合は、かつら周辺の自毛を最大限活用し、できるだけ自然になじませるようにしましょう。

また、フロント・生え際をどう見せるかも、部分かつらを利用する際のポイントです。

スタイルに合わせて髪型を楽しみたいという人

「どうせかつらをつけるなら、スタイルに合わせて選べるものがいい」「自分の好みの髪型が簡単に決まるものがいい」という人は、すぽっとかぶれるタイプのかつらがおすすめです。

頭部全体を覆うもので、部分かつらに比べると販売数が多く、自毛の長さに関係なく利用できます。オーダーメイドできるお店も多いため、自分の好みのかつらを作るのにも適しているでしょう。

また、服装に合わせて髪型を変えたいというときにも非常に手軽。髪質に似たものにしなくても問題ないため、選択肢が広くさまざまなスタイリングで楽しめるでしょう。

病気やケガではげてしまった部位に使用したい人

抗がん剤治療や病気、頭部に負ったケガなどの結果、「部分的に髪が抜けてしまった」「頭髪がごそっと抜け落ちてしまった」「頭部に毛が生えなくなった」といった人にとって「かつら」や「ウィッグ」が果たす役割は大きなものです。

こうした人は、「医療用かつら」と呼ばれる「かつら」で髪の毛が生えなくなった部分や抜け落ちてしまった部分をカバーすることができます。一般的な「かつら」との違いはなく、医療用かつらとして認められる一定の基準などもありません。

しかし、おしゃれ目的の「ウィッグ」とは一線を画していて、頭皮に負担がかかりにくいデザイン・素材が選ばれている傾向です。

「増毛」をおすすめしたいのはこんな人

「増毛」をおすすめしたいのはこんな人

「増毛」は、自分の髪の毛に人工毛を結びつけたり、人工毛を植毛した極薄で透明なシートを頭皮に貼り付けたりして、薄毛が気になる部位を自然なかたちでボリュームアップさせるものです。

必要なときだけ装着する「かつら」や「ウィッグ」とは異なり、つけたまま外さないのが基本となります。月に1度もしくは2度ほどのメンテナンスが必要にはなりますが、増毛量や髪色なども調節可能で、長く使えるのが大きなメリットです。

カラーリングを楽しみたいという人

「増毛」のメリットは、自毛のように扱えること。ドライヤーをかけたり、ヘアアイロンを使ったりすることはもちろん、パーマやヘアカラーも可能です。増毛用の人工毛にもさまざまな髪色がありますが、増毛後のカラーリングも可能です。

できるだけ周囲の人に気づかれたくないという人

「周囲の人に気づかれず自然なかたちでボリュームをアップさせたい」「生え際などに違和感のない方法を知りたい」という人にも「増毛」がおすすめです。シート式の増毛法なら、近距離から見られても気づかれることはまずありません。

メンテナンスごとに少しずつ部位を増やせるため、ごくごく自然に髪を増やすことが可能です。

 

運動や温泉で自然にふるまいたいという人

「かつら」や「ウィッグ」を使っていると運動するのが不安になったり温泉に行くのが苦手と考える人もいるでしょう。しかし、いつも装着したままが基本の「増毛」なら、こうした心配はいらないかもしれません。

頭部が蒸れにくい構造になっているだけでなく、運動してもずれることはありません。自分の髪と同じようにドライヤーをかけることも可能です。皆で温泉に入ったときも、不自然な行動をとらずにすむでしょう。

「かつら」「ウィッグ」や「増毛」にあきたらず、根本的な薄毛対策がしたいという人は

「手軽にその日の気分でスタイリングを変えたい」「髪の毛全体をカバーしたい」という方には「かつら」や「ウィッグ」が向いているでしょう。また、運動やお風呂でも取り外さずにすむごく自然な仕上がりを希望する方には「増毛」がおすすめです。しかし、「薄毛を根本から治療したい」「自毛を増やしたい」という方には、これらの対策は不向きでしょう。

自毛を生やしたい方におすすめなのは、専門のクリニックや病院を受診することです。専門医がそれぞれの傾向を確かめながら、適した治療法を提案してくれます。

「受診するのに抵抗がある」「受診する時間がない」という場合は、総合医療アプリ・アイメッドを活用してはいかがでしょうか。アイメッドを使えば、いつでもどこでもオンライン受診が可能です。オンライン診療で髪の悩みを解決に導きましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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