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「おでこが広い」それとも「ハゲ」?ハゲる予兆や見分け方などを解説します

「おでこが広い」それとも「ハゲ」?ハゲる予兆や見分け方などを解説します

「何だかちょっと最近おでこが広くなったような気がするけれど、これってハゲ?」「周囲からはどう見られているのだろう」といったことが気になりつつも、そのまま放置しているという方は多いのではないでしょうか?

鏡をのぞくたびに、ついついおでこと髪の境目を注視してしまうという方に向けて、ここでは、「おでこが広い」と「ハゲ」の違いを解説します。ハゲてきた兆候などもわかりやすく提示しているので、自分の状況がはっきりしてくるでしょう。おでこのハゲのタイプやハゲる原因、改善方法なども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

「おでこが広い」と「ハゲ」の違いはどこにある?

「おでこが広い」と「ハゲ」の違いはどこにある?

自分のおでこの広さが悩みの種という人は意外に多いものです。「自分は単におでこが広いだけなのか」「ハゲているのか」などと悶々とし、人目が気になる人もいるかもしれません。

人から見た「おでこハゲ」の基準

おでこの広さは、人それぞれに異なります。一般的に、おでこに指4本分の広さがあれば、ハゲ予備軍だと覚悟しておいたほうがいいといわれますが、これは本当なのでしょうか。また、人からはどう見られるものなのでしょうか。おでこがハゲていると第三者が判断するときに、基準となるのは、生え際が後退しているかいないかです。

さらに、おでこのラインにも注目している人が多いようです。おでこがどんどん広がっていったり、頭上から見たときに薄く感じたりするといったケースで、ハゲていると感じる人が多いのではないでしょうか。2018年にアンファー株式会社が行った調査によると、20~30代の回答では「おでこの広さが7cm以上だった場合、薄毛と感じる」という人が最も多い結果となりました。

ただし、医学上では「ハゲ」の定義は明確になっていません。いずれにせよ、「自分がどう思うか」「人がどう感じるか」に過ぎないということ。気持ちの問題というわけですが、実際にハゲが進行している場合は、何らかの手をうつ必要があります。

「おでこハゲ」の3パターン

男性型脱毛症(AGA)のおでこの症状は主に3パターンに分類されます。一つが、前頭部から後退する「M型ハゲ」。もう一つが頭頂部から拡大する「O型ハゲ」で、最後に、前頭部から後頭部に向かって症状が広がり、中央部分も後退する「U字ハゲ」です。重症化すると、最終的にそれらは融合してしまいます。

「広いおでこ」と「ハゲ」を見分ける3つのポイント

「広いおでこ」と「ハゲ」には、以下のような3つの違いがあります。

  • 生え際の髪の太さ
  • 生え際の髪の質感
  • 以前と比べて変化があるか

生え際の髪が太く、コシがあって、以前とさほど変わらないなら、単におでこが広いだけかもしれません。おでこの広さと、ハゲることには科学的な因果関係が見つかっておらず、おでこが広い人が将来的にハゲるわけではありません。

しかし、その一方で「生え際の髪が細い」「やわらかい」「以前と比べて後退しているように感じる」という場合、それはおでこハゲの兆候かも。以前と比べたとき、何らかの違和感があるなら、ハゲがすでに進行している可能性があります。ハゲはどんどん進行します。重症化すると、治療を受けてもさほど効果を実感できないケースもあります。ハゲ始めているのに気づいたときが予防の始まりと考え、すぐに手をうつようにしましょう。

おでこがハゲる原因とは

おでこがハゲる原因とは

おでこがハゲる原因は、さまざまです。ここでは、遺伝的な要因とともに、AGAの症状を進行させかねない要因をいくつか挙げ、詳しく解説していきます。

遺伝的な要因

髪の生え際が後退し、おでこがどんどん広がっていく「おでこハゲ」には、遺伝的要因が大きくかかわっています。薄毛遺伝子が発現するのは、男性ホルモンの一つ「ジヒドロテストステロン」が活性化するからです。ここにストレスなどがかかると、頭皮が硬くなり、前頭部から後頭部にかけてほとんど動かない状態に陥ってしまいます。すると、毛根などがある皮膚組織に十分な血液が流れ込まなくなり、毛根細胞に必要なエネルギーが不足してしまう事態になってしまいます。新しい髪を生成することができず、脱毛が進むというわけです。

ストレスのかかる環境に注意

ストレスは、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。その影響は、髪の毛や頭皮にも。普段からストレスを抱えている人は、血行不良や睡眠不足などの状態に陥りがちで、それが薄毛の原因になるのです。

過度なストレスを抱えていたり、十分な睡眠がとれなかったりしたままでは、血行が悪くなり髪の生成に必要なホルモンの分泌が十分ではない状態になりかねません。悪循環が継続すると、頭皮や髪の毛に必要な栄養が十分届かず、健康な髪は育たなくなってしまいます。髪が細くなり、コシがなくなって抜けやすくなるのは、このためです。

生活習慣の乱れも薄毛の原因に

睡眠不足の状態は、髪に悪影響を及ぼします。睡眠不足以外にも、「日ごろの食事でとる栄養が不足している」「十分な運動ができていない」「過度な喫煙・飲酒の習慣がある」といった生活習慣の乱れも、薄毛やハゲの原因の一つです。

食生活が乱れると、髪の毛や頭皮に必要な栄養を十分に摂取できないだけでなく、肥満になって、血管が収縮するリスクが高まる可能性もあります。反対に、食事をきちんととれない状態も、髪の生成には悪条件です。

血行不良がなぜ頭皮に悪影響なのか

髪の毛を作る成分の99%は、ケラチンというタンパク質です。このケラチンを生成するために必要なのが、アミノ酸やカルシウム、ビタミンといった栄養素の数々。これらの栄養素は、血管を介して、頭皮の毛母細胞へと届けられます。毛母細胞という名前の通り、ここで作られるのが、髪の毛です。

しかし、血行が悪化すると、これらの栄養素を毛母細胞に十分に届けることができなくなります。ストレスや喫煙習慣、飲酒習慣などは、どれも血流を悪くするものです。血行不良の状態では、太くて健康な髪の毛がなかなか生えてきません。

頭皮環境にも目を向けて

髪の生える土壌ともいうべき頭皮環境も、薄毛・ハゲの原因になります。日ごろ使っているシャンプーや整髪料、パーマ剤やカラー剤が頭皮に刺激を与えると、油脂が過剰に分泌されるようになってしまいます。過剰な油脂が毛穴をふさぎ、新しい髪が生えにくくなる可能性があるのです。油脂以外に汚れなども毛穴をふせぐ原因になりますので、頭皮を清潔に保つことが重要です。

若いのにハゲるの?若者の薄毛の原因と予防、対策

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おでこの薄毛を改善する方法とは

おでこの薄毛を改善する方法とは

おでこの薄毛やハゲは、どうしても目についてしまうものです。改善したいという方におすすめの方法を、ここでいくつか紹介します。

まずは生活習慣の改善

おでこの薄毛・ハゲ対策としてまず取り組むべきなのは、生活習慣の改善です。おでこが徐々に広がり始めている......そんなふうに感じたなら、これまでの生活習慣を見直してみましょう。食生活の見直しや十分な睡眠時間の確保、喫煙・飲酒習慣の見直し、正しい方法でのシャンプーなど、気になったときにすぐに取り組めるのが大きなメリットです。また、髪の生育に必要な栄養素(タンパク質やビタミン、亜鉛など)を積極的に摂取して以下のような習慣をコツコツと取り入れていきましょう。

  • 午後10時~午前2時のゴールデンタイムに深い睡眠をとる
  • 過剰なアルコールを摂取しない
  • たばこを控える
  • 刺激の少ないシャンプーを用いてしっかり洗い流すなど

生活習慣の中で、これらの習慣を意識、身体の内側から立て直していきましょう。

育毛剤を試してみる

生活習慣の改善で効果を実感できるのは、AGAの初期もしくは予防の段階。症状が進行した段階では、市販されている育毛剤を試してみるのも一つの方法です。ただし、育毛剤は多くの種類があり、その効果や成分などもさまざま。自分の症状に合うものを選び、正しく使うことが大切です。育毛剤を使っているのに成果が出ないという場合は、育毛剤の選び方・使い方が間違っていたり、頭皮環境が整備されていなかったりする可能性があります。

育毛剤を正しく使えば、薄毛の進行の改善が期待できるでしょう。育毛剤には、そもそも頭皮を清潔に保ち、健康な髪が生えるのをサポートする働きがあります。育毛剤を用いる際は、説明書をしっかり確認し、頭皮にその成分を浸透させるように気をつけましょう。塗るタイプ、スプレータイプなどがありますが、どちらも、つけたあとは自然乾燥させることが大切です。つけた直後にもみこんだり、ドライヤーで乾かしたりするのは、成分の浸透を邪魔してしまうNG行為のため注意しましょう。

ただし、育毛剤を使うことで、頭皮に何らかのトラブルがおこる可能性もあります。市販のものは、すぐに専門家に相談しづらく、そのまま放置して問題を大きくしてしまうケースも少なくありません。また、何らかの副作用が発現することもあります。頭皮にかゆみなどの症状が出た場合は、できるだけ早めに医師に相談するようにしましょう。

クリニックでAGA治療を受ける

より効果が高い改善方法は、クリニックでAGA治療を受けることです。日本では、2005年にAGA治療薬が初めて認可され、それ以降、新たな治療薬が次々に開発されています。

現在では、脱毛を抑制するタイプの治療薬と、発毛力を高めるタイプの治療薬とを併用する投薬治療がメインです。投薬治療の場合、治療期間は半年から1年程度ですが、効果が持続するのは投薬治療を受けている間だけ。治療にかかる費用は、毎月4,000~1万円程度です。費用が高めな理由は、AGA治療に保険診療が適用されないからです。治療薬によっては、保険診療が適用されるものもありますが、数は多くありません。

投薬治療以外にも、頭皮に育毛・発毛成分を注入する「注入治療」がありますが、月に数回の施術を受ける必要があったり、治療に数十万の費用がかかったりと、ハードルが高いと感じるかもしれません。

ハゲ改善に向けた第一歩とは?生活習慣の見直し、投薬治療などをくわしく解説

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自身の状況を把握し適切な改善策を

「おでこの広さが気になっている」「AGAじゃないかと心配だ」という方に向けて、ここでは、「おでこが広い」と「ハゲ」の違い、薄毛が進む原因、ハゲ・薄毛の改善方法などを解説しました。いずれにしろ、自分の状況を正確に把握し、できるだけ早期に、状況に即した改善方法を選択することが大切です。

AGAは、放置していて改善することはありません。症状の進行をくい止めるには、行動あるのみ。しかし、そうはわかっていても、なかなか行動に移せないという方が多いのも事実です。忙しい毎日の中で生活習慣を改善したり、適切な育毛剤を選べなかったりするという方は、総合医療アプリ・アイメッドを使って、受診してみてはいかがでしょうか。

アイメッドなら、いつでもどこでも医師の診断を受けることができ、通院の手間も時間も必要ありません。症状にふさわしい治療薬を処方してもらうことが可能で、気軽に治療できるのが大きなメリットでしょう。気になる症状を改善するためにも、ぜひご活用ください。

※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

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監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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