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頭皮のにおい気にならない?薄毛予防のためにも覚えておきたい原因と対策

頭皮のにおい気にならない?薄毛予防のためにも覚えておきたい原因と対策

もしかしたら、自分の頭皮はにおうのではないか、こうした悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。もし、悩んでいるのなら、原因を突き止めることが大切です。頭のにおいを放置すると、頭皮環境が悪くなり、最終的に薄毛のリスクが上がるおそれがあります。においの原因をしっかりと押さえて、早めの対策をとりましょう。ここでは、頭のにおいの原因と対策方法について詳しくご紹介します。

頭のにおいは頭皮と髪の毛から?

頭のにおいは頭皮と髪の毛から?

まずは頭のにおいはどこからきているのかを知ることから始めましょう。頭のにおいの出所は次の2つです。

・頭皮

頭皮から分泌される皮脂は、雑菌に分解されることでにおいを発生させます。皮脂は、頭皮を守るために必要なものですが、過剰に分泌されるとにおいの原因となるのです。

・髪の毛

髪の表面をコーティングしているキューティクルがはがれると、たばこや皮脂のにおいが染みつきやすくなります。

においの原因と対策方法を詳しく見ていきましょう。

頭皮のにおいの原因とすぐに実践できる対策法

頭皮のにおいの原因とすぐに実践できる対策法

頭皮のにおいの原因と対策方法は次の通りです。

頭皮のにおいの原因

頭皮のにおいは、次の原因が重なることで強くなります。

(1)皮脂を分泌する体質

皮脂は、男性ホルモンによって分泌がコントロールされています。体質の影響が多分にあるでしょう。

(2)汗をかくことが多い

汗は、必ずにおいの原因になるわけではありません。汗の99%は水で構成されているため基本的には、においの原因にはなりません。しかし、頭皮に限らず汗をかくとにおいがしますよね。これは、肌の表面に汗が出てくるまでの過程で、揮発性の不純物(代謝物)が混ざっていることに起因すると考えられています。

(3)慢性的なストレスを受けている

慢性的なストレスを受けていると、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌が増加します。その結果、皮脂を雑菌が分解して、においを発生させるのです。慢性的なストレスの原因には、仕事や家事、育児、人間関係などがあります。ストレスの根本の原因に注目して、ストレスフリーな生活を目指しましょう。

(4)脂質が多い食生活

例えば、肉中心の食生活をした場合では、自然に脂質の摂取量が多くなります。脂質の摂りすぎは、皮脂の過剰分泌を招くため、結果的に頭皮のにおいが起こるのです。野菜や果物が嫌いであったり、外食中心の食生活になっていたりすると、自然に脂質の多い食生活となってしまいます。

(5)間違ったヘアケア

洗浄力が強いシャンプーを使ったり、ドライヤーを近くからあてたりすると、頭皮や髪が乾燥します。頭皮が乾燥すると、身体が皮脂不足を感じて皮脂の分泌を活発にしてしまいます。

頭皮のにおい対策

頭皮のにおいを解消するには、複数の対策法を実践する必要があります。頭皮のにおいを解消するために、次の対策を実践しましょう。

(1)1日の終わりに頭を洗う

1日の終わりに頭を洗うことで、皮脂汚れや髪についたにおいを落とすことが可能です。朝に頭を洗う方もいますが、これは逆ににおいの原因となってしまう場合があります。寝ている間にも皮脂が分泌されるため、朝の簡単な洗髪では皮脂を落としきれなくなるのです。

洗浄力が強いシャンプーを使えば、多量の皮脂にも対処できる可能性がありますが、皮脂を落としすぎて乾燥を招くおそれがあります。

(2)1日1回は頭を洗う

頭を洗うことが面倒でも、1日1回は必ず洗いましょう。2~3日に1回の洗髪では、皮脂によるにおいが強くなります。また、雑菌が皮脂を分解して増殖し、頭皮に炎症を引き起こすことも考えられます。

(3)ドライヤーでしっかり乾かす

生乾きの状態では、雑菌が増えやすくなるため、においの原因となります。ドライヤーで髪の根元までしっかり乾かしましょう。ドライヤーは、髪や頭皮から20~30cmは離して、熱のあてすぎに注意します。また、常にドライヤーを振りながら乾かすことで、1ヵ所に熱が集中するのを防げます。ドライヤーをあてる時間を減らすためにも、事前にしっかりタオルドライしておくことも大切です。

(4)栄養バランスの良い食事をとる

肉中心の食事は、においの原因にもつながります。肉や魚、野菜、果物などをバランスよく食べましょう。栄養バランスの良い食事をとることで、皮脂の分泌が整って、においが起こりにくくなることが期待できます。また、皮脂の酸化を抑えるビタミンCやビタミンE、β-カロテン、ポリフェノールを含む緑黄色野菜、緑茶などの摂取を心がけましょう。

そのほか、梅干しや海藻などのアルカリ性食品、腸内環境を整えるヨーグルト、オリゴ糖、食物繊維なども意識的に摂ることが大切です。腸内環境が乱れると、肌からにおいの元が分泌されるおそれがあるため、お腹の調子が悪い方は特に意識しましょう。

正しいシャンプーをマスターしてにおいを解消しよう

正しいシャンプーをマスターしてにおいを解消しよう

髪と頭皮のにおいを解消するためには、正しいシャンプーの方法をマスターする必要があります。次のポイントを押さえて、正しくシャンプーしましょう。

・洗う前にブラッシングする

髪を濡らす前に、必ずブラッシングしましょう。ブラッシングは髪のもつれを解くとともに、ほこりや汚れを取り除く役割があります。髪がもつれた状態では、指が引っかかって毛穴に負担がかかりがちです。また、ほこりや多量の汚れがついていると、シャンプーが十分に泡立ちません。シャンプーが泡立たないと、頭皮に大きな刺激を与えてしまうため、事前のブラッシングはとても重要なポイントです。

・ぬるま湯で十分に予洗いする

髪の毛先から根本、頭皮まで湯をしっかり行きわたらせましょう。濡れていないとシャンプーが泡立ちません。また、ブラッシングでは落としきれない汚れを洗い流すことも目的の1つです。気持ちいいからといって熱い湯で洗うと、頭皮を守っている皮脂を落としすぎてしまうため、必ずぬるま湯で洗いましょう。

・シャンプーを十分に泡立て

シャンプーを適量手にとり、ぬるま湯を加えて十分に泡立てましょう。原液を頭につけて泡立てると、洗浄力が強すぎるため頭皮にダメージが及びます。面倒に感じるかもしれませんが、頭皮へのダメージを防ぐためにも必ず泡立ててください。

・優しくマッサージしながら洗う

シャンプーのときは、爪を立てずに指の腹で優しくマッサージしながら洗うようにしましょう。1~2分かけてマッサージすることがポイントです。血流が促されて、髪の成長に良い影響を与えられる可能性もあります。爪を立てると、頭皮が傷ついてしまいます。また、乾燥を招くことで皮脂が増え、結果的に頭のにおいの原因となるため注意が必要です。

・洗浄力が強すぎるシャンプーを避ける

シャンプーは、皮脂の分泌量に合わせて選びましょう。皮脂がそれほど分泌されていないのに洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮が乾燥してしまいます。また、乾燥肌の方は洗浄力が弱いシャンプーを使うことが大切です。保湿成分が含まれているシャンプーを使えば、乾燥の改善も期待できるでしょう。

薬局やドラッグストアなどで販売されているアルコールシャンプーは、洗浄力が強いことが特徴です。洗浄力を求めない場合は、アミノ酸系や石けん系のシャンプーを選びましょう。また、頭皮の状態はヘアカラーやパーマの有無、季節、体調などで変化します。

必ずしも、現在使用しているシャンプーを使い続ければいいわけではありません。頭皮の状態に合わせて、いくつかのシャンプーを使い分けることをおすすめします。

頭皮のにおいはAGAの前兆?クリニックには早めの受診がおすすめ

頭皮のにおいはAGAの前兆?クリニックには早めの受診がおすすめ

頭皮のにおいが気になる方は、一度クリニックを受診してみてはいかがでしょうか。においの元となる皮脂は、男性ホルモンの分泌に比例して増加すると考えられています。AGAは男性ホルモンが原因の薄毛のため、頭皮のにおいが気になる方はAGAになっている可能性があるのです。

皮脂とAGAに直接的な関係はありませんが、心に留めておくことは重要です。AGAであれば、早めに治療を始めることで進行を抑えることが期待できます。

しかし、クリニックを受診したくても忙しくて時間がない方もいるでしょう。そのような方におすすめしたいのが、アイメッドの遠隔診療です。アイメッドは、全国のクリニックと提携している遠隔診療アプリ。自宅や外出先など、場所を選ばず医師の診察を受けることができます。AGAの治療を始めた場合は一般的には通院が必要となりますが、アイメッドの遠隔診療を利用すれば時間的な負担を抑えられるのです。


アイメッドの遠隔診療を利用して、髪と頭皮の健康を守りましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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