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薄毛治療やAGAについてわかりやすく解説!

薄毛が気になる!?今すぐできる AGA自己診断(セルフチェック)法

薄毛が気になる!?今すぐできる AGA自己診断(セルフチェック)法

「最近、生え際が後退してきた気がする」「頭頂部の髪が薄くなってきた」など、薄毛が気になり始めた方には、AGA自己診断をおすすめします。これにより、AGAのリスクが分かり、医療機関を受診すべきかどうか判断しやすくなるでしょう。
今回は、今すぐできるAGA自己診断(セルフチェック)法と医療機関で受けられる検査について詳しくご紹介します。

そもそもAGAとは?

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称で、男性型脱毛症ともいいます。思春期以降に髪が薄くなっていくことが特徴で、最終的には側頭部や後頭部以外のすべての髪が抜けることもあるため、早めの対策が必要です。

男性ホルモンのジヒドロテストステロンが、髪の成長に欠かせない毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体に取り込まれ、脱毛を引き起こすシグナルを発信することでAGAが引き起こされます。
髪は、「発毛→成長→休止→脱毛」のサイクルを繰り返しているのですが、脱毛シグナルの影響を受けると、髪の成長期が短縮されて早い段階で抜けてしまうのです。その結果、弱くて短い髪が増え、その部分が薄くなって頭皮が見えるようになります。

また、生活習慣や頭皮環境、遺伝などさまざまな要因が重なることで薄毛が助長され、見た目にコンプレックスを感じてしまうほどの薄毛へと進行していきます。

今すぐできるAGAの自己診断(セルフチェック)方法

今すぐできるAGAの自己診断(セルフチェック)方法

AGAは、放置すると進行して薄毛の範囲が広がっていくため、できるだけ早く医療機関で治療を受けることが大切です。まずは、AGAの可能性があるかどうか自己診断してみましょう。次のようなポイントを見て、AGAのリスクを確認しましょう。

父方の家系にAGAの人がいる

AGAの発症リスクは、5αリダクターゼの活性度で変わります。5αリダクターゼの活性度は、両親から受け継がれるため、父方の家系にAGAの人がいる場合は、自分もAGAになるリスクが高いといえるでしょう。父親や父方の祖父、叔父など身近な人にAGAかいるかどうか確認しておいてください。

母方の家系にAGAの人がいる

母方の家系にAGAの人がいる場合は、5αリダクターゼの活性度が高いだけではなく、ジヒドロテストステロンを取り込む男性ホルモン受容体の感度も高い可能性があります。そのため、注目すべきは父方の家系より母方の家系にAGAの人がいるかどうかです。ただし、父方にしかAGAの人がいなくても、十分にリスクが高いといえるため注意してください。

兄弟にAGAの人がいる

兄弟にAGAの人がいる場合、自分もAGAのリスクが上がる遺伝子を受け継いでいる可能性があります。AGAの兄弟が成人で、自分が思春期を迎える前だとすれば、成人してから薄毛が進行することも予想されるでしょう。また、すでに成人している方は、今後AGAが進行する恐れがあります。

髪を洗ったり、乾かしたりしたときの抜け毛が増えた

AGAになると、髪の成長が妨げられて早い段階で抜けてしまうため、抜け毛が増えます。髪を洗ったり乾かしたりすると、多少は髪が抜けますが、最近になって増えたような気がする場合は注意が必要です。髪を洗ったときの抜け毛の量は、排水溝に溜まった髪の量から確認できます。

枕に抜け毛がたくさんついている

枕に抜け毛がたくさんついている場合、枕との摩擦で抜け毛が助長されたと考えられます。ただ、AGAでなければ多量に抜けることはないため、枕に抜け毛がたくさんついている場合は注意が必要です。

普段からフケが多い

普段からフケが多い場合は、頭皮環境が乱れている可能性があります。頭皮環境が乱れると、健康な髪の成長に支障をきたしたり、抜け毛が増えたりするため注意が必要です。AGAでフケが増えるわけではありませんが、薄毛の要因となるため早めに対処しましょう。

頭皮にかゆみがある

頭皮にかゆみがある場合も、頭皮環境が乱れていると考えられます。フケがともなう場合もあれば、赤みをともなう場合もあります。まずは、医療機関を受診して頭皮の状態を診てもらいましょう。空気の乾燥や洗浄力が強すぎるシャンプーの使用、熱い湯での洗髪などが原因と考えられるため、普段から注意しておくことが大切です。

見るからに薄毛が進行している

見るからに薄毛が進行している場合は、すぐにでも医療機関を受診したほうがいいでしょう。薄毛の原因は、AGAだけではありませんが、前髪の生え際や頭頂部の髪が薄くなっている場合は、AGAの可能性が高いと考えられます。AGAではなかったとしても、早めに治療を受けることで薄毛の悩みを早く解消することにつながります。

髪の毛のコシが失われてきている

髪の毛のコシが失われているのは、ジヒドロテストステロンの影響で髪の成長期が短縮されているためです。栄養不足や運動不足、睡眠不足なども髪の成長に悪影響を及ぼしますが、いずれにしても薄毛につながるため早めに医療機関を受診しましょう。

病院(専門クリニック)の一般的な診断/治療法

病院(専門クリニック)の一般的な診断/治療法

それでは、病院や専門クリニックでは、どのような方法で診断を行い、AGAを治療するのでしょうか。それぞれを詳しく見ていきましょう。

診察(問診や視診、触診など)

まずは、頭皮の状態を観察したり、直接触ったりしてAGAの可能性を確認します。また、待合室で事前に問診票の記入を求められるなど、最初にいくつか質問される場合もあります。質問内容は、医療機関で異なりますが、「両親や兄弟にAGAの人はいるか」「どの部分の薄毛が気になっているか」といったことを聞かれるのが一般的でしょう。このときに、疑問点や不明点などを聞いておくことをおすすめします。

カメラで頭皮や髪の状態を撮影する

頭皮や髪の状態をカメラで撮影します。そうすることで、治療前と治療開始後を比較できるため、治療効果の程度が分かるのです。また、頭皮を拡大して観察できるスコープを使い、同時に写真撮影をする場合もあります。

血液検査で健康状態や治療薬の適応を調べる

血液検査は、健康状態やAGAの治療薬を使用できるかどうかを調べるために行います。AGA治療に用いられるプロペシアやミノキシジルは、すべての人に使用できるわけではありません。事前の血液検査でAGA治療薬の使用に適していると判断された場合に限り処方されます。

遺伝子検査でAGAのリスクを調べる

AGAのリスクとなる男性ホルモン受容体に関わる遺伝子を調べる検査です。血液のほか、爪や頬の粘膜、毛髪などからDNAを抽出して調べることができます。また、内服薬の治療効果も予測できるとされており、治療薬の選択に役立ちます。

AGAの治療期間と通院頻度

AGA治療にかかる期間は、6ヵ月~1年程度とされています。ただ、どれだけの改善を希望するかによって、治療終了のタイミングが異なります。また、AGA治療に使用されるプロペシアやザガーロは、服用をやめると再びAGAが進行する可能性があるため、完全に治療を終えることは困難です。

通院頻度は月1回程度とされており、毎回1ヵ月分の薬が処方されます。まとめて処方される場合もありますが、副作用が現れた場合は服用をやめて、次の通院を待たずに医師の診察を受けることが大切です。

AGA治療にかかる費用の相場

AGAの治療法には、薬物療法やメソセラピー、自毛植毛などがあり、それぞれに費用が大きく異なります。一般的なAGA治療であれば、1回あたり約1万5,000円~2万円が相場ですが、3万円以上の費用がかかる医療機関もあるなどさまざまです。

また、メソセラピーは1回1万円~2万円程度、自毛植毛は移植する本数で異なり、1,000本で50万円~150万円程度となっています。複数の治療を組み合わせることで、さらに費用がかかるため、カウンセリングの際に費用の内訳を確認しておきましょう。

なお、AGA治療には保険を適用することができませんので、全額自己負担の自由診療となるため、上記のように他の治療費よりも高額に感じるかもしれません。

病院で医師に相談する時間がない!アイメッドでオンライン診療をしませんか

AGAが気になるものの、医療機関を受診する時間がないという方は、アイメッドでオンライン診療を受けてはいかがでしょうか。アイメッドは、16万件以上もの医療機関とのネットワークを持つサービスで、医療機関の検索から予約、そしてオンライン診療の利用などが可能です。

オンライン診療では、初回は実際の来院が必要ですが、2回目以降はスマホがあればどこからでも医師の診察を受けることができ、処方せんや薬も自宅に配送してもらえます。支払いは、すべてクレジットカードのため、振り込みなどの手間もかかりません。

AGAは、放置すると進行し、改善にも時間がかかります。また、コンプレックスを抱えてしまうと、外出がままならなくなったり、人とのコミュニケーションに支障をきたしたりする場合もあるでしょう。

そうなる前に、アイメッドでお近くの医療機関を予約し、オンライン診療を受けることをおすすめします。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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