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育毛剤はドライヤーの前?後?正しいタイミングで抜け毛を予防!

育毛剤はドライヤーの前?後?正しいタイミングで抜け毛を予防!

抜け毛の原因はさまざまですが、頭皮環境の乱れが関係している場合は、育毛剤とドライヤーの使い方を見直しましょう。ドライヤーと育毛剤の適切な使用は、健やかな頭皮環境へと導きます。頭皮は、髪が伸びる土台であるため、日々のケアで整えることが大切です。ここでは、抜け毛対策に効果的なドライヤーの使い方や正しい育毛剤の使い方ついて詳しく解説します。

正しくドライヤーを使って、抜け毛対策に

正しくドライヤーを使って、抜け毛対策に

抜け毛に悩む方は、ドライヤーの正しいあて方を確認しておきましょう。ドライヤーを使うべき理由と正しい使い方は次の通りです。

ドライヤーが必須な理由

抜け毛が多いかどうかに関係なく、髪を洗った後は必ずドライヤーで乾かしましょう。ドライヤーが必須な理由は次の通りです。

・不快なニオイや頭皮トラブルの防止

髪を自然乾燥させると、乾くまでの間に雑菌が増えて、不快なニオイや頭皮トラブルが起こる恐れがあります。頭皮の常在菌は、湿った環境で増えやすいことが特徴です。常在菌が頭皮の皮脂を栄養源にして増殖する際に、不快なニオイを発生させます。また、分解された皮脂は遊離脂肪酸となり、頭皮に炎症を引き起こす場合もあります。

・髪質を維持する

塗れた髪は、キューティクルが開いているため、髪の主成分が流出してパサつきや枝毛などのトラブルのリスクが上がります。キューティクルは、髪をコーティングして外部刺激から守っているため、早く閉じることが大切ですが、ドライヤーで髪を乾かすことで、早くキューティクルを閉じることができます。

・頭皮の血行を促す

塗れた髪を放置すると、頭皮が冷えて血流が悪くなります。血液は、髪に必要な栄養や酸素を届ける役割があるため、血流の低下は抜け毛のリスクを高めます。ドライヤーで髪を早く乾かすことで、頭皮が冷えるのを防ぎます。また、頭皮を温めると、血流が促されて髪に十分な栄養が届くようになるのです。

ドライヤーの正しい使い方

ドライヤーの間違った使い方は、頭皮と髪にダメージを与えて抜け毛を増やす恐れがあります。ドライヤーの正しい使い方は次の通りです。

・温風で乾かしてから冷風をあてる

温風で髪を乾かした後は、冷風をあてましょう。熱が加わりすぎた髪と頭皮に、冷風をあてることで、熱ダメージを和らげることが可能です。また、髪もサラサラに仕上がります。

・常に振りながらあてる

ドライヤーは、常に振りながらあてることが大切です。これは、1ヵ所に熱が集中すると髪や頭皮がダメージを受けるからです。

正しいケアで育毛剤の効果を引き出そう

正しいケアで育毛剤の効果を引き出そう

正しいヘアケアで髪と頭皮の状態を整えることで、育毛剤の効果を引き出すことが可能です。シャンプーとその後のケアについて詳しくみていきましょう。

シャンプーの正しい手順

まずは、正しい手順でシャンプーしましょう。

・ヘアブラシで髪をとかし、シャワーで汚れを落とす

ヘアブラシで髪についた汚れを落としたり髪のもつれをといたりしましょう。続いて、ぬるめのお湯で頭皮と髪を十分に濡らしてください。熱いお湯だと皮脂を洗い流してしまうため、ぬるめのお湯を使うことが大切です。

・泡立てたシャンプーで洗う

シャンプーを十分に泡立ててから、髪と頭皮につけていきましょう。シャンプーの原液をそのまま頭皮につけると、皮脂を洗い流しすぎる恐れがあります。また、指の腹でマッサージするように洗います。爪を立てると頭皮が傷ついて炎症が起こり、結果的に抜け毛が増える可能性があります。

・シャワーで十分にすすぐ

シャワーで丁寧にすすいで、泡を完全に洗い流しましょう。泡が頭皮に残ると、刺激を受けてしまいます。前髪の生え際や耳の後ろ、首周りなどに泡が残りやすいため注意しましょう。

シャンプー後の正しいヘアケア

シャンプー後は、次の順序で正しくヘアケアしましょう。

・タオルドライで髪の水気を取り除く

ドライヤーの前に、タオルドライで髪についた水気を取り除きましょう。柔らかいタオルで髪をはさみ、水気をやさしく取り除くことが大切です。塗れた髪は、キューティクルが開いているため、タオルでゴシゴシとこすらないでください。

・ドライヤーで乾かす

ドライヤーは、髪と頭皮から30cm以上離してあてましょう。近くからあてると、温風で髪と頭皮がダメージを受けます。また、先にもお伝えした通り、部分的に熱が集中しないように、ドライヤーは振りながらあてることが大切です。

・育毛剤を頭皮に塗る

続いて、育毛剤を頭皮に塗りましょう。育毛剤には、健やかな頭皮環境を保つ成分が含まれています。頭皮全体に育毛剤をつけてください。

・頭皮マッサージで血行を促す

育毛剤をつけてから1~2分ほど待ち、成分が頭皮に浸透してから頭皮マッサージしましょう。頭部全体を両手でつかみ、指の腹で頭皮を動かすようにマッサージしてください。血行が促されて髪の成長にいい影響を与えられます。また、育毛剤の成分も頭皮に浸透しやすくなるでしょう。

育毛剤はドライヤー後に使うことが大切

育毛剤は、ドライヤーで髪を乾かしてから使いましょう。ドライヤーの前に育毛剤を使うと、温風で蒸発する恐れがあります。

自分に合ったドライヤーと育毛剤の選び方

自分に合ったドライヤーと育毛剤の選び方

抜け毛を防ぐために、自分に合ったドライヤーと育毛剤を選ぶことが大切です。ドライヤーと育毛剤は次のように選びましょう。

自分に合ったドライヤーの選び方

抜け毛が気になる方は、次のようにドライヤーを選んでください。

・マイナスイオンが出るドライヤー

マイナスイオンが出るドライヤーは、髪に水分を与えることでツヤを与えることが特徴です。抜け毛が減るわけではありませんが、健やかな髪を維持するためにもマイナスイオンが出るドライヤーを使うことが大切です。

・風量が多くて乾きやすい

髪は、短時間で乾かして熱ダメージを防ぐことが重要です。風量が多いドライヤーであれば、短時間で髪を乾かせます。ただし、早く乾かしたいからといって、指でゴシゴシとこすりながら乾かしてはいけません。また、短時間で乾かそうとして熱量が多くなりすぎてしまうと髪へのダメージが強くなってしまいます。髪にダメージを与えないように、やさしく丁寧に扱いましょう。

自分に合った育毛剤の選び方

自分に合った育毛剤は、次のように選びましょう。

・使いやすいタイプの育毛剤を選ぶ

育毛剤には、塗るタイプやスプレータイプがあります。どちらも効果は同じですが、自分が使いやすいと感じるほうを選びましょう。また、育毛剤は、毎日続けることが大切です。使いづらい育毛剤を選ぶと、途中でケアが面倒になってやめてしまう恐れがあるので、自分に合った育毛剤を使うことが大切です。

・頭皮環境を整える成分が入っている

育毛剤の目的は、健やかな頭皮へと導いて、髪の成長をサポートすることです。そのため、頭皮環境を整える成分が十分に含まれている育毛剤を選ぶ必要があります。頭皮を保湿するヒアルロン酸やセラミド、炎症を鎮めるグリチルリチン酸2K、ビタミンB群などが含まれた育毛剤を選びましょう。

また、育毛にいいとされる海藻や野菜、果物のエキスが含まれたものもおすすめです。ただし、配合されている成分の種類が多ければ多いほどにアレルギーのリスクが高まります。頭皮に異常を感じたら使用を中止しましょう。

・続けやすい価格

育毛剤は、毎日続けることで効果を実感しやすくなります。そのため、続けやすい価格の育毛剤を選ぶことが大切です。どれだけ配合成分が魅力的でも、毎月の家計を圧迫するほどの価格では、途中でやめてしまう恐れがあります。

育毛剤とドライヤーをうまく使って抜け毛対策をしよう

育毛剤とドライヤーをうまく使って抜け毛対策をしよう

育毛剤とドライヤーをうまく使うことで、健やかな頭皮と髪を保てます。間違った使い方では、頭皮環境が乱れて抜け毛が増えたり、髪がパサついたりする恐れがあるため、正しい使い方を身につけましょう。髪と頭皮にダメージを与えないようにドライヤーをしてから育毛剤を頭皮に浸透させてください。

また、抜け毛が増えてきた場合は、早めにクリニックを受診しましょう。AGAによる抜け毛であれば、放置すると進行して薄毛になる恐れがあります。そうなる前に、適切な治療を始めることが大切です。しかし、クリニックを受診したくても、忙しかったり近くにクリニックがなかったりして、受診できない方もいるでしょう。

そのような方には、自宅にいながら診療を受けられるアイメッドの遠隔診療をおすすめします。専用アプリをスマホやタブレットにインストールすれば、画面越しに専門クリニックの診察を受けられます。全国のさまざまなクリニックがアイメッドの遠隔診療を採用しているため、自分に合ったクリニックが見つかりやすいでしょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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