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ハゲを防ぐには?ハゲ予防のポイントと進行を抑える対策を解説

ハゲを防ぐには?ハゲ予防のポイントと進行を抑える対策を解説

ハゲは、男女ともにコンプレックスになりやすい症状の一つです。コンプレックスになる前にハゲを予防したいところでしょう。また、ハゲ始めた場合でも、工夫次第で進行を抑えることが可能です。ここでは、ハゲの予防法と進行を抑える方法について、生活習慣や医療機関での治療などに分けて詳しく解説します。

ハゲになる原因

ハゲになる原因

ハゲは、次のような習慣や遺伝などが原因で引き起こされると言われています。主に4つありますので見ていきましょう。

生活習慣が乱れている(頭皮環境が悪い)

生活習慣が乱れていると、健康な髪が生えにくくなります。例えば、髪の成長には睡眠中に分泌される成長ホルモンが欠かせませんが、睡眠不足や睡眠の質が低下している場合は、成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。その結果、健康な髪が育ちにくくなり、ハゲのリスクが上がってしまうのです。

また、頭皮環境が乱れることで、健康な髪が育ちにくくなる場合もあります。間違ったヘアケアを行わないように注意が必要です。

ストレスが溜まっている

ストレスが溜まると、自律神経の乱れを引き起こすと言われています。自律神経は、血管の収縮にかかわっているため、ストレスは血管の収縮の異常を引き起こし、血流を低下させてしまいます。血液は、頭皮に栄養を運ぶため、血流の低下は髪の栄養不足につながります。栄養不足になった髪は、正常に育たなくなり、ハゲの進行へとつながってしまいます。

食生活が乱れている

コンビニ食や外食に偏った食生活では、糖質や脂質、タンパク質などを摂りすぎてしまう可能性が高いでしょう。また、ビタミンやミネラルが不足しがちになるため、髪が栄養不足になってしまいます。タンパク質は、髪の主成分ですが、ビタミンやミネラルが不足していると髪が正常に育たないでしょう。

家族や親族からの遺伝

ハゲの原因はさまざまですが、その一つに「AGA」があります。AGAのリスクは、両親から引き継ぐとされているため、家族や親族にAGAによるハゲの人がいる場合は、自分もAGAのリスクが高くなる傾向にあります。ただし、AGAはさまざまな要因が重なることで発症するとされているため、両親がハゲているからといって自分も必ずハゲるとは限りません。

ハゲの予防法や進行を抑える方法

ハゲの予防法や進行を抑える方法

ハゲは必ず予防できるわけではありませんが、生活習慣や頭皮環境を気にかけておくことで、予防できる可能性が高まります。また、ハゲ始めたとしても、同じように予防を習慣づけることで、進行を抑えられるでしょう。それでは、ハゲの予防法や進行を抑える方法をご紹介します。

規則正しい生活習慣を心がける

十分かつ良質な睡眠をとるのはもちろんのこと、「適度な運動を習慣づける」「飲酒や喫煙を控える」などといったことも心がけましょう。適度な運動は、筋力が高まることで血液の流れをスムーズにします。1日20~30分程度の運動をできるだけ毎日続けたいところですが、難しい場合は何度かに分けるかなどして運動することを心がけてください。

「エレベーターやエスカレーターを使わない」「公共交通機関を使う」などを日課にすれば、自然に運動量が増えます。飲酒は、アルコールが分解されるときに、健康な髪に欠かせない亜鉛を大量に消費するため、控えることが大切です。喫煙は、タバコに含まれるニコチンによって血管が収縮し、血流が悪くなるため避けましょう。

頭皮環境を整えて発毛に良い影響を与える

頭皮環境を整えることで、健康な髪が生える土台ができます。「正しいシャンプー」「育毛剤でのケア」「頭皮や髪への刺激を防ぐ」などを行いましょう。

(1) 正しいシャンプー

頭皮を傷つけないように、指の腹でやさしく丁寧に洗うことが基本です。また、皮脂を落としすぎないように、ぬるま湯で洗いましょう。それでも洗いあがりに髪のパサつきや頭皮のカサつきがある場合は、シャンプーを見直すことをおすすめします。洗浄力がマイルドな石けん系シャンプーやアミノ酸系シャンプーを試してみてください。

(2) 育毛剤でのケア

育毛剤には、髪を生やす効果はありません。頭皮環境を整え、健康な髪の成長をサポートする効果が期待できます。頭皮が乾燥しがち、赤くなりがちといった方は、入浴後に育毛剤でケアしましょう。保湿成分や抗炎症成分が含まれている育毛剤がおすすめです。

(3) 頭皮や髪への刺激を防ぐ

「寝具との摩擦」「ドライヤーを近くから当てる」「紫外線」などの刺激を徹底的に防ぎましょう。寝具との摩擦は仕方ありませんが、髪が濡れたまま寝るとダメージを受けやすいため、髪を乾かしてから寝ることが大切です。ドライヤーは、髪や頭皮から30cm以上は離しましょう。また、紫外線は髪と頭皮にダメージを与えるため、日焼け止めスプレーなどで対策が必要です。

ストレスを発散させつつ原因を取り除く

ストレスは、こまめに発散させることが大切です。また、ストレスの原因を取り除き、可能な限りストレスを感じない状況をつくりましょう。ストレスの発散方法には以下のような内容もあります。

  • 十分かつ良質な睡眠
  • 適度な運動
  • 趣味を楽しむ
  • 笑う
  • カラオケ
  • 気の許せる友人や家族と過ごす

栄養バランスのとれた食事を心がける

髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取しましょう。タンパク質は、肉類や魚類、卵、大豆類、ビタミンは野菜や果物全般、ミネラルは牡蠣(かき)やわかめなどに多く含まれています。一汁三菜を基本として、肉や魚、野菜をバランスよく食べましょう。また、果物は糖質も多く含まれているため、食べすぎに注意が必要です。

薄毛カウンセリングを受ける

ハゲが気になり始めたら、薄毛カウンセリングを受けることがおすすめです。薄毛治療を行う病院やクリニックなどで医師によるカウンセリングを受けることで、薄毛のリスクや薄毛になっているかどうかがわかります。必要であれば、そのまま治療に移行できるため、ハゲの早期発見にもつながるでしょう。

ハゲとセットでよく聞く「AGA」って何?

ハゲとセットでよく聞く「AGA」って何?

ハゲと言えば、「AGA」をイメージする方も多いのではないでしょうか。何となくハゲの一種と思っていても、具体的にどのようなものかわからない方もいるでしょう。そこで、AGAがどのような状態か、原因や治療法とあわせて詳しくご紹介します。

男性特有の薄毛「AGA」とは

AGAは、「Androgenetic Alopecia」の略で、男性型脱毛症とも呼ばれています。その名のとおり、男性特有のハゲの一種で、思春期以降に前髪の生え際や頭頂部がハゲ始めることが特徴です。放置すると進行するため、早めに治療を始めることをおすすめします。

AGAでハゲになる原因

AGAでハゲになるのには、男性ホルモンのテストステロンが頭皮の5αリダクターゼII型と結合して生成されるジヒドロテストステロンが関係しています。ジヒドロテストステロンは、体内で重要な働きをしており、性機能に関する働きがある男性ホルモンの一種です。

その一方で、頭皮の発毛組織の毛乳頭細胞にあるアンドロゲンレセプターに取り込まれることで、髪の成長を阻害するシグナルを出します。髪の成長が阻害されると、細くて弱い髪が増え、その部分が薄くなってしまうのです。

AGAの医療機関での治療法

AGAは、医療機関で治療を受けられます。主にプロペシアやザガーロ、ミノキシジルなどによる「薬物療法」「メソセラピー」「自毛植毛」などの治療が行われます。プロペシアやザガーロは、5αリダクターゼII型を阻害することで、結果的にジヒドロテストステロンの生成を抑えてAGAの進行を抑える内服薬です。

ザガーロは、5αリダクターゼI型も阻害するため、プロペシアよりも効果が高いとされています。また、ミノキシジルは、髪の成長を促して薄毛を改善する外用薬です。

このような薬物療法を基本として、必要に応じて頭皮に薬剤を直接注入するメソセラピーが検討されます。また、すでにハゲが進行している場合は、自分の後頭部の髪を頭皮ごと移植する自毛植毛を受けるのも一つの方法です。

ハゲ予防は生活習慣とヘアケアがポイント

ハゲ予防の基本は、生活習慣と頭皮環境を整えることです。ジヒドロテストステロンの対処には、医療機関で処方される薬が必要なため、その他のハゲの原因を対策しましょう。十分かつ良質な睡眠、適度な運動、栄養バランスの良い食事、正しいヘアケア、正しいシャンプーなどを心がけてください。

また、少しでもハゲが気になったら、早めにカウンセリングを受けましょう。受診する時間がない方は、アイメッドの遠隔診療をおすすめします。場所を選ばずスマホからカウンセリングを受けることが可能です。処方箋や薬は自宅に郵送されるため、忙しい方でも柔軟に受診が可能です。少しでも気になったら早めの受診を心がけてみてはいかがでしょうか。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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