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頭皮はなぜ乾燥する?原因と症状から対応方法まで解説

頭皮はなぜ乾燥する?原因と症状から対応方法まで解説

頭皮がかさつく、普段からそうした状態が続き、気になっている方も多いかもしれません。ただ、気になりながらも放置しているという方も多いのではないでしょうか。頭皮がかさついている場合は、早めに原因を突き止めて対処することが大切です。

放置すると、頭皮がダメージを受けて炎症が起こり、抜け毛につながってしまうかもしれません。そこで今回は、頭皮の乾燥の原因と症状から対策方法まで詳しくご紹介します。

頭皮の乾燥の特徴と症状

頭皮の乾燥の特徴と症状

頭皮が乾燥すると、どのような症状が起こるのでしょうか。特徴とあわせて詳しくみていきましょう。

・フケが発生する

頭皮が乾燥すると、フケが大量に発生するおそれがあります。頭皮は、ターンオーバーという仕組みで絶えず生まれ変わりを繰り返しています。肌の奥深くで作られた肌細胞が肌の表面へと上がってきて、押し出す形で古い肌細胞と入れ替わるのです。

肌が乾燥すると、ターンオーバーのリズムが早くなり、未熟な肌細胞まではがれ落ちるようになります。これが乾燥によるフケの正体です。また、乾燥すると皮脂が多量に分泌され、古い肌細胞と混ざり合ったべたつきのあるフケが出る場合もあります。

・かゆみが起こる

頭皮が乾燥すると、あらゆる刺激に弱くなります。刺激を受けた結果、頭皮に炎症が起きてかゆみが引き起こされてしまいます。頭皮がかゆいからといってかきむしると、さらにバリア機能が低下して刺激を受けやすくなります。そのため、かゆみを未然に防ぐことが大切です。

・抜け毛が増える

頭皮が乾燥して炎症が起こると、抜け毛が増える場合があります。炎症が起きてすぐに抜け毛が増えるわけではありませんが、乾燥を放置すると炎症が悪化して、髪の成長に影響を及ぼしてしまうかもしれません。

・においは起こりにくい

頭皮が乾燥しても、においは起こりにくいことが特徴です。ただし、頭皮が乾燥して身体が皮脂不足を感じ取り、皮脂の分泌量が急激に増えた場合は、においが起こる可能性があります。頭皮に生息している雑菌が皮脂を分解し、においを発生させるのです。

頭皮のフケのケア方法は?育毛環境を整えるための対策とは

頭皮のフケのケア方法は?育毛環境を整えるための対策とは

2020/1/31

頭皮が乾燥する原因は?

頭皮が乾燥する原因は?

それでは、頭皮はどのような理由で乾燥するのでしょうか。頭皮が乾燥する原因は、さまざまです。ここでは5つの原因について確認していきましょう。

・乾燥肌

頭皮以外の肌が乾燥しやすい方は、頭皮も乾燥しやすい傾向があります。このような乾燥肌には、生まれつきヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンやエラスチンなど保湿に関係する成分が少ないことが関係しています。

顔や腕、脚などは保湿ケアをしていても、頭皮の保湿ケアはしていない方も多いでしょう。乾燥肌の方は頭皮の乾燥にも悩まされやすいため、十分な対策が必要です。

・洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている

洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、皮脂を過剰に洗い流してしまいます。皮脂は、においの原因にもなるため、マイナスなイメージを持たれがちですが、肌を刺激から守る役割も果たしているため、適度に皮脂がある状態が望ましいのです。

皮脂の分泌量には個人差があるため、自分に合った洗浄力のシャンプーを選びましょう。

・ストレスが溜まっている

ストレスが溜まっていると、頭皮への血流が不足してターンオーバーが乱れやすくなります。これは、ターンオーバーに必要な栄養が血液によって運ばれることからおこります。ストレスは、血管の収縮と拡張を調節している自律神経のバランスを崩し、血流の問題を引き起こしてしまいます。

疲れがたまっていたり、心配ごとがあったりする方は慢性的なストレスを抱えがちです。できれば、ストレスの少ない生活を心がけましょう。

・栄養バランスが悪い

ターンオーバーを整えるには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどさまざまな栄養が必要です。特定の栄養が不足しているバランスの悪い食事では、ターンオーバーが乱れてしまいがち。好き嫌いが激しかったり、外食やコンビニ食が多かったりする方は栄養バランスが崩れやすいため注意しましょう。

・ドライヤーの使い方が間違っている

髪を早く乾かしたいからといって、ドライヤーを近くからあてている方は多いのではないでしょうか。確かに髪を乾かす時間は短縮できるかもしれませんが、これは、髪はもちろんのこと、頭皮にとっても決して良いことではありません。ドライヤーの熱が頭皮の水分を奪い去り、乾燥を招きます。

夜、シャンプーの後、ドライヤーで髪を乾かしてから寝る、こうした場合は、頭皮が乾燥した状態で寝ることになり、寝具との摩擦でダメージを受ける可能性を高めてしまいます。ドライヤーの吹き出し口のそばは100度にもなるといわれています。頭皮の乾燥を防ぐためにもドライヤーの使い方を間違わないようにしましょう。

頭皮の乾燥の予防方法

頭皮の乾燥の予防方法

それでは、頭皮の乾燥を防ぐには、どのような予防が適切なのでしょうか。詳しくみていきましょう。

・洗浄力が強すぎないシャンプーを使う

自分の頭皮の状態に合った洗浄力が強すぎないシャンプーを使いましょう。シャンプーには、高級アルコールシャンプーやアミノ酸系シャンプー、石けん系シャンプーなどがあります。高級アルコールシャンプーは、洗浄力が強いため、皮脂の分泌が多い人に向いています。

頭皮が乾燥しがちな人が使うと、乾燥が悪化するおそれがあるため注意しましょう。アミノ酸系シャンプーと石けん系シャンプーは洗浄力がマイルドですが、シリコンが含まれていないものが多く、洗いあがりがパサつきやすいことが特徴です。

・正しいシャンプーの仕方を心がける

自分に合ったシャンプーを使っていても、間違ったシャンプーをしていると乾燥の原因となります。皮脂を洗い流しすぎないように、ぬるま湯で洗いましょう。また、頭皮を乾燥させないように指の腹でマッサージするように洗うことが大切です。仕上げはシャンプーの洗浄成分が頭皮に残らないように丁寧にすすいでください。

・乾燥対策となる食生活を心がける

タンパク質やビタミン、ミネラルなどを十分にとり、ターンオーバーを整えましょう。また、水分が不足することも乾燥の原因となるため、こまめに水分補給してください。どうしても、栄養に偏りが出る場合は、サプリメントで補うことも一つの手段です。ただし、身体の健康を保つには、食事からの方が吸収率は良くなります。できるだけ食事で栄養を補給することを心がけましょう。

・正しくドライヤーを使う

ドライヤーは、頭皮から20~30cmは離しましょう。それでも頭皮に熱が加わるため、ドライヤーを常に振りながら使うことが大切です。全体にまんべんなく温風が行きわたるように使うことで、頭皮への熱ダメージを抑えられます。

・保湿ケアする

頭皮の乾燥が気になる方は、保湿ケアを習慣づけましょう。クリームタイプの保湿剤は、髪がべたついてしまうため、ローションタイプを使用することをおすすめします。ローションタイプはさらさらとした仕上がりにつながります。

また、ドライヤーをあてる前に保湿することで、頭皮のダメージを抑えられます。それでも頭皮の乾燥を感じる場合は、規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事、ストレスケア、正しいシャンプーなど、ほかの対策を徹底しましょう。

すべての対策を同時に行うことで、頭皮の乾燥を解消しやすくなります。

頭皮が乾燥する原因は?保湿ケアと生活習慣の改善がポイント!

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2020/1/31

乾燥とAGAは関係している?気になる方はクリニックを受診しよう

乾燥とAGAは関係している?気になる方はクリニックを受診しよう

頭皮の乾燥とAGAは直接関係していませんが、結果的に抜け毛が増えて薄毛に悩む原因となります。抜け毛が増えてきた場合、頭皮の乾燥が原因だと自己判断することは禁物です。AGAによる抜け毛が隠れている可能性があるため、一度クリニックを受診した方が良いでしょう。もし、AGAであれば、早期に対処しなければ薄毛の範囲が広がってしまう可能性があります。早く治療を受けることで、悩みが大きくなる前に対処できるのです。

しかし、多忙な日々を過ごしていたり、周囲にAGAクリニックがなかったりするために、受診できずにいる方も多いのではないでしょうか。そのような方におすすめなのがアイメッドです。アイメッドは、全国のクリニックとの遠隔診療を実現したアプリです。

自宅にいながら医師の診察を受けられるため、忙しい方でも、簡単に医師に相談できます。アイメッドの遠隔診療をうまく活用して、髪に関する悩みを解消させましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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