毎朝のひげ剃り時間を短縮したいなら「ひげ脱毛」がオススメ
2020/3/27
毎朝のひげ剃りに時間がかかって、慌てて準備している方は多いのではないでしょうか。朝の時間に余裕を持ちたい方には、ひげ脱毛がおすすめです。シェービングの手間を大幅に省けるため、朝の時間に余裕を持てるようになります。ここでは、ひげ脱毛の種類や脱毛期間、メリットやデメリットについて詳しくご紹介します。
ひげ脱毛の種類
ひげ脱毛には、次のような種類があります。
医療機関で受ける医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、クリニックや病院などの医療機関でのみ受けられる脱毛方法です。毛に色をつけているメラニン色素に反応するレーザーを照射し、毛根に熱をためこませることで、周辺の発毛組織を破壊します。発毛組織が破壊され、毛が生えてくるスピードが遅くなる仕組みです。
永久脱毛の標ぼうが許可されており、光脱毛と比べて高い効果が期待できます。ただし、永久脱毛といっても、ひげが永久に生えなくなるわけではありません。長期間にわたり、ひげが少ない状態が維持される脱毛方法を永久脱毛といいます。
また、医療レーザー脱毛は光脱毛と比べて高出力なレーザーを照射するため、施術箇所に強い痛みが起こります。さらに、施術後に赤みやかゆみ、ひりつきなども起こりやすいことが特徴です。
ただし、医療レーザー脱毛は医療機関での施術であることから、痛みには麻酔クリーム、施術後の炎症には抗炎症薬を使用できるため、心配しすぎる必要はないでしょう。
医療機関とサロンで受けるニードル脱毛
ニードル脱毛は、電熱針を毛穴に刺して、発毛組織を破壊する脱毛方法です。痛みが強く、時間とコストがかかるなどデメリットが多いため、医療レーザー脱毛や光脱毛が主流です。
また、医療レーザー脱毛や光脱毛は日焼けした肌には施術できませんが、ニードル脱毛は毛穴に直接施術するため、日焼けしていても受けられます。その他、硬毛化や増毛化などのトラブルが起こりにくいことも特徴です。ニードル脱毛は、クリニックとサロンの両方で受けられます。
サロンで受ける光脱毛
光脱毛は、医療レーザー脱毛と同じくメラニン色素に反応するレーザーを照射する脱毛機器です。医療レーザー脱毛よりも出力が低く、発毛組織を破壊できないため永久脱毛を標ぼうできません。ただし、ダメージは与えられるため、減毛効果が期待できます。
光脱毛は、医療レーザー脱毛と比べて照射時の痛みが少なく、施術後のトラブルも起こりにくいことが特徴です。ただし、サロンは医療機関ではないため、麻酔クリームや抗炎症薬を使用できません。トラブルが起きたときには、市販薬で対処するか、クリニックで処置を受ける必要があります。また、出力が弱い分、医療レーザー脱毛よりも多くの施術回数が必要です。
ひげ脱毛の施術範囲から料金相場まで疑問を解消!
ひげ脱毛の料金相場や脱毛にかかる期間、施術範囲などについて詳しくみていきましょう。
ひげ脱毛の料金相場
ひげ脱毛の料金は施術範囲で異なります。すべてのひげを脱毛する場合の料金相場は次の通りです。
- 医療レーザー脱毛...8万~10万円程度
- ニードル脱毛...8万~12万円
- 光脱毛...12万~18万円
光脱毛は施術回数が多いため、医療レーザー脱毛やニードル脱毛と比べて高いことが特徴です。
脱毛完了までの期間
脱毛完了までにかかる期間は、ひげの濃さや体質などで異なります。医療レーザー脱毛と光脱毛は、毛のメラニン色素がレーザーに反応する「成長期」に施術を受けることが必要です。毛は、成長期に伸びて退行期で成長が止まり、休止期を経て自然に抜けます。
成長期の毛は、全体の一部のみのため、1回の施術でひげの量を減らすことはできても、つるつるにはできません。つるつるにしたい場合は、ひげの濃さに応じた複数回の施術が必要です。医療レーザー脱毛の場合、施術回数の目安は5~6回ですが、ひげが濃い方はそれ以上の回数がかかります。光脱毛は出力が低いため、必要な施術回数は8~16回程度が目安です。
また、成長期は2~3ヵ月に1回の周期で訪れるため、それに合わせて施術を受けなければなりません。つまり、医療レーザー脱毛で5回の施術を受ける場合は、2~3ヵ月×5回で、約10ヵ月~1年3ヵ月の期間がかかります。
ひげ脱毛の施術範囲
ひげ脱毛の施術範囲は、ほほ・もみあげ・あご下・あご・鼻下などに分けられます。すべてのひげを脱毛すると、将来的に後悔する可能性があるため、脱毛箇所を十分に検討することが大切です。
ひげ脱毛のメリットとデメリット
ひげ脱毛のメリットとデメリットについて詳しくみていきましょう。
ひげ脱毛のメリット3つ
ひげ脱毛には、主に次の3つのメリットがあります。
朝の時間に余裕を持てる
ひげ脱毛を受けると、毛の量を大幅に減らせるため、朝のシェービング時間を削減できます。朝の時間に余裕を持てれば、洗顔や保湿ケアなどのスキンケアに時間をかけられるでしょう。
シェービングケア商品の購入費を削れる
シェービングに使うカミソリや電動シェーバー、シェービングクリーム、替え刃などの購入費を削れます。
場合によっては、月数千円もの節約になる場合もあるでしょう。シェービングケアのランニングコストは思った以上にかかります。例えば、1ヵ月に3,000円程度の費用がかかっている場合、1年約3万6,000円、2年7万2,000円、3年10万8,000円の節約になります。医療レーザー脱毛で約8万~10万円かかるとしても、約2~3年で元を取れる計算です。
肌への負担が少ない
ひげ脱毛でシェービングの頻度が減ると、肌の調子を整えやすくなります。どれだけ丁寧にシェービングをしても、多少は肌に負担がかかります。毎日シェービングすれば、それだけダメージを受けやすくなるため、ひげ脱毛は結果的に肌を整えることにつながるのです。ただ、ひげ脱毛を受けると、一時的に乾燥しやすくなりますが、十分に保湿ケアをすれば肌トラブルを防げるでしょう。
ひげ脱毛のデメリット3つ
ひげ脱毛には以下のようなデメリットもあります。確認しておきましょう。
日焼けできない
脱毛期間中は、日焼けができません。医療レーザー脱毛と光脱毛は、どちらも毛のメラニン色素に反応するエネルギーを照射します。実は、日焼けで肌が黒くなるのもメラニン色素によるものなのです。そのため、日焼けした肌に医療レーザー脱毛や光脱毛の施術をすると、日焼けのメラニン色素にも反応し、ヤケドしてしまいます。
一部、日焼けをしている肌にも使えるレーザー機器もありますが、基本的には日焼けをしている肌には照射できません。施術を断られるケースがほとんどのため注意しましょう。
乾燥しやすい
脱毛後の肌は、熱エネルギーによって乾燥しています。乾燥した状態では、少しの刺激や紫外線の影響を受けるため、十分に保湿ケアしましょう。刺激を受けるとメラニン色素が分泌されて、シミになる場合があります。また、日焼けした肌には施術ができないため、保湿ケアとともに紫外線対策も行いましょう。
照射時の痛みが強い
照射時の痛みは、肌の状態や毛の太さなどで決まります。ひげは、体毛の中でも特に太いため、レーザーの熱が周囲に広がりやすく、強い痛みを感じます。ひげ脱毛の痛みに耐えられなかった方や、痛みに弱い方はクリニックの医療レーザー脱毛を受けましょう。
医療レーザー脱毛は、光脱毛よりも照射時の痛みが強いものの、クリニックでは麻酔クリームを使えるため、結果的に少ない痛みで受けられます。ただし、麻酔クリームを使用できるかどうかはクリニックで異なるため、事前に確認しておきましょう。
また、ひげ脱毛を受けるときは、試し打ちがおすすめです。痛みの強さを把握しておくことで、本格的に脱毛を始めるための心づもりができます。
ひげ脱毛はクリニックの医療レーザー脱毛がおすすめ!
ひげ脱毛をするなら、クリニックの医療レーザー脱毛がおすすめです。医療レーザー脱毛は、永久脱毛を標ぼうできるため、光脱毛よりも高い効果が期待できます。また、ひげ脱毛のデメリットである照射時の痛みは、麻酔クリームで対処できるでしょう。
監修者
河村優子(かわむら・ゆうこ)
アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。
保有資格
- 日本抗加齢医学会専門医
- 日本麻酔科学会専門医
- 日本レーザー医学会認定医ほか