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脱毛前後の注意事項は?肌トラブルを避けるためのポイント

脱毛前後の注意事項は?肌トラブルを避けるためのポイント

脱毛の施術では、肌に少なからず負担がかかるため、施術後に肌トラブルが起こる場合があります。肌トラブルが起こるかどうかは、脱毛前後の行動で決まるといっても過言ではありません。施術後の肌トラブルを防ぐためにも、脱毛前後の注意事項を確認しておきましょう。ここでは、脱毛の前日や当日、翌日以降の注意事項について詳しくご紹介します。

脱毛前日・当日の注意事項

脱毛前日・当日の注意事項

脱毛の前日は、自己処理の方法、肌や身体の状態に気を配ることが大切です。それでは、脱毛の前日と当日の注意事項から詳しくみていきましょう。

正しい自己処理方法とNGな自己処理方法

脱毛の施術を受ける前に、自己処理をしておくことが必要です。この自己処理の方法を間違えると、施術後の肌トラブルのリスクが高まってしまいます。正しい自己処理の方法と、NGな自己処理の方法について詳しくみていきましょう。

・自己処理のタイミングは施術の1~3日前

自己処理は、施術の1~3日前に行ってください。施術の直前だと、肌がダメージを受けた状態でレーザーを照射することになるため、肌トラブルのリスクが高まります。1~3日以上前に自己処理をすると、施術日にはある程度のムダ毛が生えてくるため注意しましょう。

・自己処理はシェーバーや電気シェーバーで行う

自己処理には、シェーバーや電気シェーバーを使ってください。除毛クリームや脱毛ワックス、毛抜きなどは肌に大きなダメージを与えます。また、シェーバーを使うときはシェービングクリームやフォームをたっぷりつけてから処理しましょう。アンダーヘアやワキ毛など太くて濃い毛は、蒸しタオルで毛と肌をやわらかくしてから処理することが大切です。

・手が届かない部位を無理に処理しない

手が届かない部位を無理に処理することで、肌を切ってしまう恐れがあります。大きな肌トラブルが起きてしまうと、施術を断られる可能性があるため注意が必要です。背中やアンダーヘアなど手が届きにくいところは、スタッフや看護師などが代わりに処理してくれるでしょう。料金もかからないところがほとんどですが、事前に確認しておくことが大切です。

脱毛前の自己処理|正しく効果を得るための正しい自己処理方法

脱毛前の自己処理|正しく効果を得るための正しい自己処理方法

2020/3/10

生活に関する注意事項

続いて、生活に関する注意事項を詳しくみていきましょう。

・日焼けを避ける

脱毛前に日焼けをすると、施術を断られる可能性があります。日焼けしたところにレーザーを照射すると、熱が発生してヤケドをする恐れがあるのです。脱毛では、毛のメラニンに反応するレーザーを使用しますが、日焼けした肌にもメラニンが存在しているため、熱が発生してしまいます。

日焼けを防ぐために、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘やサングラス、アームカバーを使用したりするなど工夫をしましょう。

・激しい運動を避ける

激しい運動は、血流を促すことで施術後に炎症を起こりやすくする恐れがあります。

・飲酒を控える

アルコールには、血行をよくする作用があるので、脱毛の施術後に炎症が起こる可能性があります。そのため、脱毛の前日の飲酒は避けましょう。また、アルコールが身体に残りやすい体質の方は、念のために2日以上前から飲酒を避けることが大切です。

・服薬中は脱毛できない可能性がある

薬の種類によっては、レーザーに過敏に反応して皮膚炎を起こしやすくする可能性があります。風邪薬や、キノロン系抗菌薬、抗ヒスタミン薬、抗不安薬、抗がん剤、三環系抗うつ薬などが該当します。

また、施術を受けられるかどうかの明確な基準が設けられていないため、まずは相談することが大切です。

・予防接種を受けると施術を受けられない場合がある

予防接種を受けた後は、発熱や倦怠感などの症状が現れる場合があります。その状態で施術を受けると、どのようなトラブルが起こるかわからないため、施術を断られる場合があるのです。そのため、予防接種後、数日から1週間は期間を空けましょう。

脱毛後の自宅での注意事項

脱毛後の自宅での注意事項

脱毛後のNG行為も、肌トラブルのリスクを高めます。次のような行動に注意しましょう。

血行が良くなる行為

施術後は、肌に赤みが生じる場合があります。血行が良くなると、赤みがさらに強くなる恐れがあるため注意が必要です。次のような行為は血行が良くなる可能性があるため避けてください。

・入浴

お湯につかることで身体が温まるため、施術当日の入浴は避けてください。ぬるいシャワーを浴びて、身体を温めないようにしましょう。また、ナイロンのタオルで肌をゴシゴシとこするような洗い方では、施術部位を刺激してしまいます。シミやくすみの原因にもなるため、やわらかいタオルでやさしく丁寧に洗うことを心がけてください。

・運動

強度に関係なく、施術当日の運動は避けてください。身体が温まることで赤みが強くなる可能性があります。また、汗による肌への刺激によって赤みが強くなる恐れもあるでしょう。運動を日課にしている方も、脱毛後は運動を控えてください。汗をかいた場合は、汗をこまめに拭いたり、身体を保冷剤で冷やしたりしましょう。

・飲酒

アルコールは、身体を温めて血流を促す作用があるため、施術当日の飲酒は避けてください。翌日から飲酒は可能ですが、肌の赤みが強いうちは控えたほうがよいでしょう。

肌への刺激と乾燥を防ぐ

脱毛後の肌は、非常にデリケートなため、刺激と乾燥を防ぐことが大切です。次の2つに注意しましょう。

・日焼けを避ける

脱毛後の肌は、普段と比べて日焼けしやすくなっています。日焼けをした部位は、施術を受けられないため、日焼けしないように紫外線対策をしてください。日焼け止めや日傘、アームカバー、サングラスなど、さまざまなアイテムを活用しましょう。

・保湿クリームを塗る

施術後は、乾燥しやすくなっているだけでなく、バリア機能が低下しているため、化粧水や乳液、クリームなどで、施術部位を入念に保湿ケアしてください。

脱毛の注意事項に関するよくある質問

脱毛の注意事項に関するよくある質問

脱毛前後の行動について、さまざまな疑問が思い浮かぶのではないでしょうか。ここでは、脱毛の注意事項について、よくある質問にお答えします。

・生理中でも脱毛はできますか?

生理中は、「体調が悪化しやすい」「経血が気になって施術に集中できない」などの問題があるため、部位によっては施術を断られる可能性があります。

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2020/6/2

・妊娠中でも脱毛できますか?

妊娠中は、肌トラブルが起こりやすいうえに効果が現れにくく、胎児への影響も懸念されます。そのため、断られることが多いようです。

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2020/6/2

・授乳中に脱毛しても問題ありませんか?

母乳への影響は認められないため、脱毛を受けても赤ちゃんに影響はありません。しかし、産後はホルモンバランスが整っていない関係で肌トラブルが起こりやすいため、断られるところがほとんどです。

・産後いつから脱毛できますか?

授乳が終わって生理が再開してからです。それまでは、ホルモンバランスが整っていないことで肌トラブルが起こりやすいため、施術は断られるでしょう。

・アトピー肌、敏感肌でも脱毛できますか?

基本的に施術は可能です。しかし、肌トラブルが起きているところへの照射は断られる可能性があります。

・日焼け後はいつから脱毛できますか?

日焼けが治まってから脱毛できます。夏場は、日焼けがなくなるまでに約3ヵ月、冬は約2ヵ月かかります。脱毛完了までの期間が長くなるため、日焼けには十分に注意してください。

・肌が生まれつき黒いのですが脱毛できますか?

日焼けも、元々の色黒もメラニン色素によるものです。そのため、どちらの場合も脱毛の施術を断られる可能性があります。一部のクリニックでは、色黒でも施術できる医療レーザーを扱っています。

・傷跡の部分は脱毛できますか?

傷跡の部分は、脱毛できません。傷跡の部分を避けて施術を受けることは可能です。

・ほくろから生えている毛は脱毛できますか?

ほくろは、メラニン色素を生み出すメラニン細胞が変化した母斑細胞が増殖したものです。レーザーは、ほくろのメラニンにも反応するため、施術はできません。

脱毛の注意事項を守って脱毛しよう

脱毛の注意事項を守って脱毛しよう

脱毛の施術では、どうしても肌にダメージが及びます。そのため、施術後に赤みが起こるのは仕方のないことといえるでしょう。ただし、脱毛の前日や当日、脱毛後の注意事項を守ることで、肌への影響を最小限に抑えることが可能です。

反対に、注意事項を守らずに過ごすと、深刻な肌トラブルが起こる可能性もあります。脱毛の注意事項を守って、脱毛の施術を受けましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医ほか
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