高校生は脱毛できる?脱毛可能な年齢と受けるときのポイント
2020/6/2
脱毛といえば、大人がするイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。ムダ毛が気になり始める高校生は、脱毛を受けられるのか気になりますよね。医療レーザー脱毛や光脱毛は、肌に熱エネルギーを照射する施術のため、肌トラブルを防ぐためにも年齢制限を守ることが大切です。ここでは、高校生は脱毛できるのか、脱毛できる年齢や注意点などについて詳しくご紹介します。
高校生でも脱毛はできる?
高校生でも脱毛は可能ですが、条件をクリアする必要があります。高校生に人気の脱毛部位と脱毛するための条件について詳しくみていきましょう。
・人気の脱毛部位
高校生に人気の脱毛部位は、わきやデリケートゾーンです。わきの脱毛は、他の部位と比べて低料金で受けられるため、アルバイト代やお小遣いでも受けやすいでしょう。また、デリケートゾーンを脱毛すれば、いつでも手軽に好きな下着や水着を着用できます。オシャレに興味が出てきたり、彼氏ができたりする時期のため、デリケートゾーンの脱毛が人気です。
・高校生が脱毛を受ける条件
高校生が脱毛を受けるには、親権者の同意が必要です。20歳以下は親権者の同意が必要なため、自分の意思だけで脱毛を受けることができません。親権者の同意さえあれば、問題なく脱毛できます。
同意書を受け取るために、まずはカウンセリングを受けましょう。また、ホームページで同意書をダウンロードできる場合もあります。
高校生が脱毛するメリットとデメリット
高校生の脱毛には、メリットとデメリットがあります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
高校生が脱毛するメリット
高校生が脱毛するメリットは、次の通りです。
・自己処理による肌トラブルのリスクが低くなる
自己処理は、どれだけ注意して行っても肌に大きな負担がかかります。頻繁に自己処理をすると、肌荒れやくすみ、シミなどができるでしょう。しかし、脱毛すれば、ムダ毛が生えるスピードを抑えられるため、自己処理の頻度を減らすことにつながります。
・学割でお得に脱毛できる
学割を導入しているクリニックやサロンは少なくありません。高校生のうちに、学割でお得に脱毛するのも1つの方法です。学割は10~20%程度の割引となることが一般的なため、例えば30万円の施術であれば24万~27万円程度で受けられます。社会人になると、脱毛に通えるタイミングが少なくなるため、高校生のうちに脱毛するのもいいでしょう。
高校生での脱毛のデメリット
高校生で脱毛することには、次のデメリットがあります。
・高額な施術を気軽に受けられない
自分で料金を支払う場合は、高額な施術を気軽に受けられないでしょう。わきや腕、脚などであれば、2万~7万円程度で受けられますが、全身脱毛やVIO脱毛になれば10万~30万円以上かかる場合があります。親からお金を借りるにしても、頼みづらいのではないでしょうか。
・親権者の同意を得られない場合がある
高校生が脱毛するには、親権者の同意が必要です。
費用面もさることながら、親権者が脱毛の知識に乏しく、身体に悪影響があると思い込んでいることで、脱毛を反対される場合もあるでしょう。
親権者と一緒にカウンセリングを受けることで認識の誤りに気づいてもらえます。医学的根拠に基づいた説明ができる医師や看護師がいるクリニックがおすすめです。
・日焼けすると施術を受けられない場合がある
強い日焼けをしている部位は、施術を受けられない場合があります。医療レーザー脱毛や光脱毛で使用するレーザーは、メラニン色素に反応します。日焼けもメラニン色素によるものであるため、レーザーを照射すると肌に強い熱が加わり、やけどする恐れがあるのです。
高校生は、外でスポーツをする機会が少なくありません。日ごろから日焼け止めで紫外線対策をしておきましょう。
脱毛の種類とそれぞれの特徴と注意点
高校生の脱毛方法は、大人の場合と同じく医療レーザー脱毛と光脱毛です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
・クリニックの医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛は、医療機関でのみ受けられる脱毛方法です。高出力のレーザーを照射してムダ毛に熱をためこませ、周りに熱を伝えることで発毛組織を破壊します。照射時の痛みが強く、やけどのリスクが高いものの、麻酔クリームや抗炎症薬を使用できるため、痛みや肌トラブルの心配が少ないことがメリットです。
また、高出力なため、光脱毛と比べて必要な施術回数が少なく、短期間で脱毛できます。
・サロンの光脱毛
サロンの光脱毛は、医療レーザーと同じ仕組みで脱毛効果を発揮します。ただし、出力が低いため、発毛組織にダメージを与えるに留まります。また、照射時の痛みややけどのリスクが少ないことがメリットです。ただし、医療機関ではないため、麻酔クリームや抗炎症薬を使用できません。
脱毛を受けるタイミングと注意点
脱毛を受けるときは、タイミングに注意が必要です。適切なタイミングで受けなければ、肌トラブルのリスクが上がります。脱毛を受けるタイミングと注意点について詳しくみていきましょう。
・生理前の施術を避ける
生理前は、ホルモンバランスの関係で肌が敏感になります。脱毛の施術では、熱エネルギーを肌に照射するため、肌が敏感なときの施術は肌トラブルのリスクが高いのです。生理前の施術を避けるために、生理周期を把握しましょう。
・脱毛部位の日焼けを避ける
日焼けした肌に照射するとやけどを負う恐れがあるため、脱毛部位の日焼けを防ぎましょう。授業や部活動で日焼けする心配があるときは、施術部位だけでも日焼けをしないように日焼け止めをしっかり塗ることが大切です。
・施術後は十分に保湿する
施術後は、肌が熱ダメージを受けている状態のため、十分に保湿ケアをしましょう。保湿ケアをせずに放置すると、小さな刺激でも肌トラブルが起こる恐れがあります。医師の指示に従い、化粧水や乳液、クリームで入念に保湿することが大切です。
高校生の脱毛クリニック・サロンの選び方
高校生で脱毛するのであれば、次のようなクリニック・サロンを選びましょう。
・高校生に施術できるか
すべてのクリニック、サロンが、高校生に施術をしているわけではありません。そのため、お目当てのクリニック、サロンが「高校生でも施術できるかどうか」について確認しましょう。
・カウンセリングの質
カウンセリングが雑だと、脱毛の注意点や期間、料金などがわからないまま契約してしまい、トラブルになる恐れがあります。質問に丁寧に答えてくれるクリニックやサロンを選びましょう。
・お試しプランがある
1ショット、施術1回などのお試しプランがあるクリニックやサロンがおすすめです。実際に施術を受ければ、痛みの程度やスタッフの質がわかります。
・学割がある
学割があるクリニックやサロンであれば、お得に脱毛できます。学割は、高校生が脱毛するメリットの1つのため、できるだけ割引率が高いクリニック・サロンを選びましょう。
・衛生面に問題がない
衛生面に問題がないか、施設の清潔さを確認しましょう。掃除が行き届いていなかったり、ベッドが汚れていたりする場合は、医療レーザーや光脱毛器も清潔に保たれていない可能性があります。肌トラブルが起こる心配もあるため、衛生面に問題がないことは絶対条件です。
・アフターサポートが万全
施術後の肌トラブルや打ち漏れ、増毛化や硬毛化などのトラブルへの対応を確認しましょう。トラブルが起きたときにも、適切に対応してくれるクリニックやサロンを選ぶことが大切です。アフターサポートが悪いと、安心して通えないでしょう。
・適正料金で受けられる
料金が安すぎたり高すぎたりするクリニック・サロンはおすすめできません。スタッフの質が悪かったり、アフターサポートを受けられなかったりする可能性があります。いくつかのクリニック・サロンをピックアップして、料金の平均を確認しましょう。
高校生でも脱毛できる!信頼できるクリニック・サロンを選ぼう
高校生に人気の脱毛部位はわきやデリケートゾーンですが、水着の季節などには特に気になるでしょう。脱毛処理が難しいため、サロンやクリニックで施術を受けたいと考えている高校生もいるかもしれません。
年齢的に、高額な施術では躊躇するところですが、学割を実施しているサロンやクリニックもあり、むしろお得に施術を受けることも可能です。ただ、高校生が施術を受けるためには親権者の同意が必要である点は考慮しておきましょう。
脱毛を考えたなら、まずは医療レーザー脱毛や光脱毛の特徴を確認し、自分に合った脱毛法はどれなのか確認することが大切です。また、その際の注意点も確認しておきましょう。加えて、料金やアフターサポートの質、カウンセリングの丁寧さなどを十分に確認したうえで自分に合った方法で施術を受けることが大切です。
監修者
河村優子(かわむら・ゆうこ)
アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。
保有資格
- 日本抗加齢医学会専門医
- 日本麻酔科学会専門医
- 日本レーザー医学会認定医ほか