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ほくろがあると脱毛できない?ほくろへの施術方法を解説

ほくろがあると脱毛できない?ほくろへの施術方法を解説

「ほくろがあると、脱毛できない」そんな話を聞いたことはないでしょうか。ほくろは、レーザーが反応するメラニンが関係しているため、やけどのリスクを懸念する方もいるかもしれません。また、「ほくろから生えている毛を脱毛できるのか」も気になりますよね。そこで、今回はほくろと脱毛の関係や施術方法などについて詳しくご紹介します。

ほくろの箇所は脱毛できる?

ほくろの箇所は脱毛できる?

ほくろがあると脱毛できないと思っている方もいるでしょう。ほくろの原因やメカニズムを含め、詳しくご紹介します。

ほくろとは

ほくろとは、メラニンを生成するメラノサイトが高密度で存在していることで発生するものです。メラニンは、毛を色づけている色素で、紫外線や摩擦などを受けたときに生成されます。生まれたての赤ちゃんは、摩擦や紫外線を受けていないため、ほくろはありません。

ほくろができる原因は、主に次の3つです。

・摩擦

摩擦によってメラニンが生成されますが、肌の新陳代謝によって排出するため、すぐにほくろができるわけではありません。しかし、絶えず摩擦されることでメラニンの排出が追いつかなくなり、ほくろができる場合があります。

・紫外線

紫外線を受けるとメラノサイトが活発になることで、メラニンの生成が増加します。春から夏にかけて紫外線量が増えるため、外出時には入念な紫外線対策が必要です。また、紫外線はガラスを透過します。車の運転をするときも、アームカバーや手袋などで肌を守りましょう。

・妊娠

妊娠中は、女性ホルモンのプロゲステロンが増加します。このプロゲステロンは、メラノサイトを刺激することで、ほくろができやすくなるのです。

ほくろがあるところにはレーザーや光を照射できない

ほくろがあるところには、レーザーや光を照射できないため、ほくろから生えている毛は脱毛できません。脱毛では、メラニンに反応して熱を発生するレーザーや光を照射します。ほくろに照射するとメラニンが蒸散するため、ほくろが消えてしまう可能性があるのです。ただ、実際にほくろを除去する場合は、脱毛と同じ医療レーザーが使用されています。

ほくろに照射するリスク

ほくろに照射するリスク

ほくろにレーザーを照射することで、ほくろが消える可能性があります。しかし、大きなトラブルになる恐れもあるため注意が必要です。ほくろにレーザーや、光を照射するリスクについて詳しくみていきましょう。

・ほくろの色が濃くなる

ほくろを消すためのレーザーと脱毛のレーザーは出力が異なるため、ほくろに照射することで消えるどころの色が濃くなる恐れがあります。ほくろが濃くなることで、より一層目立ってしまい、ショックを受ける方もいるでしょう。ほくろにコンプレックスがある方は、慎重に照射することが大切です。

・ほくろが腫れてしまう

ほくろに熱ダメージが加わることで腫れる恐れがあります。しばらくすると、元に戻る可能性もありますが、ほくろはむやみに刺激しないほうがよいでしょう。腫れが治まっても色が濃くなる恐れがあります。

また、ほくろが腫れているうちは、同じ部位への照射は断られる可能性があるでしょう。施術は、2~3ヵ月に1回の頻度で受けるため、それまでには腫れは治まっていると考えられます。しかしながら、ほくろに腫れが起こる状態は好ましくありません。

・やけどする

レーザーがほくろのメラニンに反応して熱を発することで、やけどをする恐れがあります。赤みやヒリヒリ感、水ぶくれなど、さまざまな症状が現れる可能性があるため、ほくろそのものへの照射は避けたほうがいいでしょう。

ほくろと脱毛に関するよくある疑問

それでは、ほくろと脱毛の関係について、よくある疑問にお答えします。

・レーザーをあてるとほくろが増える?

脱毛でほくろが増えることはありません。増えたように感じても、それはメラニンが沈着したくすみの可能性が高いでしょう。脱毛の施術で肌が刺激を受けて炎症が起こると、治った後にくすみになるケースがあります。これは、炎症後色素沈着といって、肌がダメージを受けたときにメラニンが多量に生成され、それが肌に沈着したものです。あくまでもくすみであって、ほくろではありません。

・レーザーをあてるとほくろが消える?

ほくろの除去に医療レーザーが使用されていますが、脱毛で使用するものとは出力などの設定が異なります。脱毛に使用する医療レーザーは、ほくろの除去に適さないため、消えない可能性が高いでしょう。

いずれにしても、ほくろを除去したい場合は、ほくろの除去に適した医療レーザーの治療を受けることが大切です。

・レーザーをあてるとほくろが大きくなる?

医療レーザーをあてることで、「ほくろが大きくなった」という方もいるでしょう。これは、ほくろが大きくなったのではなく、腫れたものだと考えられます。腫れは、しばらくすると治まるため大きな心配はいりませんが、こうした場合は医師に相談してください。クリニックでは、施術によって起きた炎症や腫れに対して、薬を処方できます。サロンの場合は、医療機関ではないため、薬は処方できません。

ほくろがある肌への脱毛の施術方法

ほくろがある肌への脱毛の施術方法

それでは、ほくろがある肌への施術方法について詳しくみていきましょう。

基本の施術方法

ほくろがある肌に施術を行う場合は、基本的に次のように対処します。

・ほくろを白いシールで保護する

ほくろにレーザーがあたらないように、白いシールで保護します。レーザーは、ほくろのメラニンに反応するため、白いシールを貼ることでレーザーが反応するのを防ぐのです。

・ほくろを避けて照射する

ほくろへの照射そのものを避ける場合もあります。ほくろへの照射を避けることで、ほくろのすぐ近くに生えている毛への照射ができなくなるため、白いシールで保護するケースが多いでしょう。

・照射の出力レベルを下げる

ほくろへの影響を抑えるために、レーザーの出力を下げて照射する場合もあります。出力を下げることで、ほくろのメラニンに反応しても高い熱が発生せず、ダメージを抑えられるのです。ただし、脱毛効果も低くなります。脱毛効果が低くなれば、脱毛完了までに必要な回数が増えたり通う期間が長くなったりするかもしれません。

また、追加照射には別料金がかかるケースが少なくありません。追加料金がかかるのを避けたい場合は、ほくろを白いシートで保護してくれるクリニックで受けましょう。サロンの場合も同様に、「白いシールで保護するのか」「ほくろの周りには照射しないのか」「出力を下げるのか」など、対応を確認しておくことが大切です。

ケース別の施術方法

続いて、ほくろの周りの毛やほくろから生えている毛への対応について詳しくみていきましょう。

・ほくろの周りに生えている毛

ほくろの周りに生えている毛に照射する場合は、白いシールで保護することが必要です。白いシールで保護することで、ほくろへの影響を防げるため、問題なく脱毛できます。

・ほくろから生えている太い毛

ほくろからは、メラニンの関係で太い毛が生える場合があります。毛抜きで抜いても再び生えてくるため、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。ほくろに照射すると、腫れなどのトラブルが起こる可能性があるため、ニードル脱毛による施術が向いています。

ニードル脱毛は、電気針を毛穴に刺して通電することで、発毛組織を破壊する方法です。医療脱毛と同じく永久脱毛の分類になるため、施術後は毛が生えにくくなります。ニードル脱毛は、1本ずつ施術が必要なことで時間がかかるうえに、施術時の痛みが問題です。ただ、ほくろの毛穴だけの施術であれば、気軽に受けられるのではないでしょうか。

ほくろの脱毛は実績が豊富なクリニックで受けよう!

ほくろの脱毛は実績が豊富なクリニックで受けよう!

ほくろはメラニンに関係して発生します。脱毛では、基本的にほくろへの照射は行いません。もし、ほくろがある状態で脱毛の施術をしてしまうと、ほくろが腫れたりやけどをしてしまうといったトラブルも考えられるからです。

しかし、ほくろの周りに映えている毛もやはり気になるところ。ほくろの周りに生えている毛の施術を受けたい場合は、「ほくろを白いシートで保護したうえで施術をする」「ほくろを避けて施術をする」「照射の出力レベルを下げる」などいくつか方法があります。できるだけ、実績の豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。

経験豊富なクリニックなら、多くの実績から培われた確かな技術で、肌への影響が少ない施術が可能です。また、顔から身体、VIOまで全身に対応できるクリニックがおすすめです。

最初は、一部の脱毛しかするつもりがなくても、後から全身脱毛を受けたくなる可能性があります。そのほか、麻酔クリームの使用、抗炎症薬の処方などができるかも確認しましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医ほか
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