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脱毛前の自己処理|正しく効果を得るための正しい自己処理方法

脱毛前の自己処理|正しく効果を得るための正しい自己処理方法

脱毛前には、自己処理が必要です。自己処理をせずにクリニックやエステサロンに行くと、施術を断られる可能性もあります。また、間違った方法で自己処理をすると、肌トラブルが起こり、施術できなくなる恐れもあるため注意が必要です。そこで、今回は脱毛前の自己処理の必要性や正しい方法、注意点などについて詳しく解説します。

脱毛前の自己処理が必要な理由

脱毛前の自己処理が必要な理由

まずは、脱毛前に自己処理が必要な理由から詳しくみていきましょう。

自己処理をしないとヤケドのリスクが上がる

自己処理をせずに、ムダ毛が長いまま施術を受けるとヤケドのリスクが上がるため注意が必要です。その理由を説明する前に、まずは脱毛の仕組みからお伝えします。脱毛は、毛を色づけているメラニン色素に反応するレーザーを照射し、蓄熱によって発毛組織にダメージを与える仕組みです。毛根のメラニン色素に反応することで、発毛組織にアプローチできます。

しかし、自己処理をせずにムダ毛が長いまま照射すると、レーザーがムダ毛の毛根から毛先へと分散してしまうのです。その結果、熱くなった毛が皮膚に触れて、ヤケドになるリスクが高まります。

脱毛効果が低下する

自己処理をせずにレーザーを照射すると、毛根から毛先にかけて熱エネルギーが分散されるため、毛根に熱を十分にためることができません。熱が不足していると、発毛組織に十分なダメージを与えたり破壊したりできなくなるのです。このように、自己処理をせずに施術を受けると、十分な効果を得られません。

自己処理をしないと施術を断られることも

・自己処理をしないと施術を断られることもクリニックやエステサロンによっては、自己処理をしていない人の施術を断っています。自己処理をせずに施術を受けるとヤケドのリスクが上がるため、トラブルになりかねません。これは、施術をする側とされる側の両方にとって大きなデメリットです。

脱毛前の正しい自己処理の方法

脱毛前の正しい自己処理の方法

間違った方法で自己処理をすると、肌トラブルが起こることもあります。そうなれば、施術を断られる可能性もあるため、次のような正しい方法とポイントを押さえて自己処理を行いましょう。

正しい自己処理の方法

まずは、VIO以外の正しい自己処理の方法について詳しくみていきましょう。

・電気シェーバーを使う

自己処理には、電気シェーバーを使いましょう。電気シェーバーは、肌への負担が少ないうえに、クリームやフォームなどの円滑剤を使わなくても使用できます。脱毛の施術前に、時間をかけて自己処理をするのには手間がかかりますが、電気シェーバーであれば、短時間で肌への負担を抑えながら自己処理できます。

電気シェーバーを使う場合でも、肌に強く押し当てたり、摩擦したりしないでください。深剃りができる電気シェーバーは肌への負担が大きいため、肌に優しいタイプのものを選びましょう。

・毛抜きや脱毛ワックスは脱毛効果が低下する

毛抜きだけではなく、脱毛ワックスを使うこともおすすめできません。埋没毛や毛嚢炎のリスクがあるだけではなく、脱毛効果が低下するデメリットもあります。毛嚢炎は、毛穴に炎症が起きた状態です。毛嚢炎が治るまでは、脱毛の施術を受けられなくなります。

また、脱毛効果が低下することには、脱毛の仕組みが関係しています。脱毛は、毛根に熱をためこませ、周辺の発毛組織にダメージを与える仕組みのため、毛抜きや脱毛ワックスで毛の根元から引き抜くと、熱を蓄えられなくなります。結果的に必要な施術回数が増えて、総費用が高くなる恐れがあります。

・カミソリも肌への負担が大きい

カミソリは肌の角質をそぎ落としてバリア機能を低下させるため、脱毛前の自己処理にはおすすめできません。その後に脱毛の施術を受けると、ヤケドや赤み、痛みなどのトラブルが起こりやすくなります。また、強い炎症が起こると、メラニン色素が肌に沈着して、シミやくすみになる恐れもあります。

VIOの自己処理方法

VIOは、デリケートゾーンとも呼ばれ、他の部位と比べて敏感です。そのため、次のように自己処理する必要があります。

・眉用はさみでカットしてから電気シェーバーを使う

VIOの毛は長いため、まずは眉用はさみでカットしましょう。長い毛を最初から電気シェーバーで処理をすると、肌に負担がかかります。また、眉用はさみにはコームがついているので、誤って肌を切る心配もありません。眉用はさみで、ある程度の短さにしてから、電気シェーバーで処理しましょう。VIOは、他の部位よりも敏感なため、電気シェーバーを押し当てないことが大切です。

・I、Oラインの自己処理は粘膜を傷つけないよう注意する

・I、Oラインの自己処理は粘膜を傷つけないよう注意するI、Oラインの自己処理では、粘膜を傷つけないように注意しましょう。鏡で位置を確認して、粘膜に当てないようにしてください。電気シェーバーのヘッドは、I、Oラインの粘膜部分に対してサイズが大きいため、慎重に処理しましょう。

・デザイン照射する場合のデザインに合わせて自己処理を

VIOラインの脱毛には、すべての毛を処理するハイジニーナと、V型やハート型、卵型などにデザインする脱毛方法があります。脱毛でデザインする場合は、最初の2~3回はすべての毛を自己処理して、それ以降はデザインに合わせて処理しましょう。デザインに合わせて処理するのは難しく感じる方もいますが、自己処理用の型を使えば簡単に処理できます。

・ハイジニーナの場合は全剃りする

ハイジニーナは、VIOラインの毛をすべて脱毛するため、全剃りしましょう。剃り残しと粘膜を傷つけることに注意しながら自己処理してください。クリニックやエステサロンによっては、自己処理が難しいOラインに限り処理してもらえます。通う予定のクリニックやエステサロンに確認しておきましょう。

自己処理での肌トラブルを防ぐためのポイント

自己処理での肌トラブルを防ぐためのポイント

自己処理で肌トラブルを防ぐために、次のポイントを押さえましょう。

施術の1~3日前に自己処理をする

直前に自己処理をすると、デリケートな肌にレーザーを照射することになるため、肌トラブルのリスクが上がります。また、毛が短すぎて十分に熱を蓄えられない可能性もあります。逆に、自己処理から施術までの期間が空きすぎると、毛が長すぎることでヤケドのリスクが上がることが考えられます。適度な長さの毛が生えている状態で施術を受けるために、施術の1~3日前に自己処理することが大切です。

自己処理の前に肌を温める

自己処理のときに肌が冷たいと、肌が硬くて傷つきやすくなるため注意が必要です。自己処理の前に、蒸しタオルなどで肌を温め柔らかくておきましょう。肌だけではなく毛も柔らかくなるため、剃りやすくなるでしょう。

自己処理後は必ず保湿する

自己処理後は、肌がダメージを受けているため、必ず保湿ケアをしましょう。放置すると肌が乾燥して、赤みやかゆみなどのトラブルが起こる恐れがあります。肌トラブルが強くなると、施術を断られる可能性もあるため、丁寧に保湿ケアしてください。

剃り残しがあった場合はどうする...?

剃り残しがあった場合はどうする...?

どれだけ丁寧に自己処理をしたつもりでも、剃り残してしまう場合があります。剃り残しがあると、施術を受けられないのかどうか気になる方は多いのではないでしょうか。前提として、剃り残しへの対応はクリニックやサロンで異なることを覚えておきましょう。剃り残しがあった場合、クリニックやエステサロンはどのように対応するのか詳しくご紹介します。

シェービングしてもらえる場合がある

多少の剃り残しであれば、無料でシェービングしてもらえるクリニックやエステサロンがあります。ただし、多くは有料のため注意しましょう。また、一切のシェービングを行っていない場合もあります。そのほか、一定の範囲以上の剃り残しがある時点で施術を断られるなど、クリニックやエステサロンによってルールはさまざまです。

剃りにくい部分は無料でシェービングしてもらえることも

Oラインや背中、うなじなど自己処理が難しい部分は、無料でシェービングしてくれる場合があります。合わせ鏡で自己処理することは難しいため、シェービングしてくれるクリニックやエステサロンを選ぶことが大切です。

剃り残しがあると施術時間が短くなる場合がある

剃り残した毛をシェービングしてもらう場合、施術時間が短くなる可能性があります。そうなると、希望の範囲の施術ができず、通う回数が増える恐れもあるでしょう。余計な費用がかかってしまうため、可能な限りすみずみまで自己処理することが大切です。多少の剃り残しであれば短時間で処理できますが、複数個所におよぶと数十分かかる場合があります。

丁寧に自己処理をしてから施術を受けよう!

丁寧に自己処理をしてから施術を受けよう!

丁寧に自己処理をせずにエステサロンやクリニックに行くと、施術を受けられない可能性があります。シェービングしてもらえるにしても、施術時間が短くなる場合があるため、丁寧に自己処理することが大切です。また、少ない施術回数で脱毛したい方は、医療脱毛を選びましょう。
エステサロンの光脱毛よりも強力なレーザーを使用するため、短期間で脱毛できます。施術回数が少ないほどに自己処理の回数を減らせるため、肌への負担を抑えられるでしょう。間違った自己処理は肌トラブルを招く可能性があるので正しい方法で処理してください。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医ほか
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