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脱毛後はいつ毛が抜ける?毛が抜ける仕組みや医療レーザー脱毛の効果

脱毛後はいつ毛が抜ける?毛が抜ける仕組みや医療レーザー脱毛の効果

脱毛の施術を受けてから、すぐに毛が抜けるわけではありません。毛が抜けるまでに、どの程度の時間がかかるのか確認しておきましょう。また、脱毛にはメリットとリスクの両方があります。ここでは、脱毛後に毛が抜けるタイミングや仕組み、リスクなどについて詳しくご紹介します。

脱毛後に毛が抜けない・毛が生える仕組みについて

脱毛後に毛が抜けない・毛が生える仕組みについて

脱毛の施術を受けても、すべての毛が一気に抜けるわけではありません。脱毛後に、すべての毛がすぐに抜けない理由を詳しくみていきましょう。

毛の成長は毛周期によって決まる

脱毛の施術は、毛周期に合わせて受ける必要があります。成長期の毛にしか、脱毛効果はありません。

毛周期とは?医療レーザー脱毛の前に知っておきたい基礎知識

毛周期とは?医療レーザー脱毛の前に知っておきたい基礎知識

2020/3/10

脱毛効果のある毛周期の状態とは?

脱毛効果が期待できる毛周期の状態は、成長期です。毛は、毛周期の成長期、退行期、休止期を経て脱毛し、しばらくすると再び生えてきます。このうち、成長期の毛にしか脱毛効果がありません。毛周期は、毛1本単位で異なるため、1回の照射ではすべての毛を脱毛することができないのです。

脱毛後に毛が抜けない毛周期以外の理由とは?

脱毛の施術を受けたとき、毛が抜けないのは成長期ではないためです。また、次の原因で毛が抜けない場合もあります。

・照射漏れ

医療レーザー脱毛や光脱毛では、レーザーが当たったところにだけ脱毛効果が現れます。照射漏れを防ぐために、細心の注意を払うことが大切ですが、どうしても技術力で結果に差が生じがちです。十分な技術を持たない人が照射すると、希望した部位の毛にしっかりレーザーが当たらず、脱毛効果が得られない結果になりかねません。

また、十分な技術を持っていても照射漏れが起こる場合があるため、照射漏れがあったときに無料で再照射できるクリニック・サロンを選びましょう。

・出力が足りない

脱毛では、レーザーの熱で発毛組織を破壊します。光脱毛と比べて医療レーザー脱毛は、より強いレーザーを使用しますが、肌の状態によっては出力を下げることになるでしょう。また、光脱毛器や医療レーザー脱毛器によって出力も異なるため、場合によっては脱毛効果を十分に得られない可能性があります。

出力が足りないと、発毛組織に十分なダメージを与えられず、施術を受けても毛が抜けません。

脱毛で毛が抜けるようになるのはいつ?

脱毛で毛が抜けるようになるのはいつ?

脱毛の施術を受けると、「毛がどのような状態になるのか」「毛はいつ抜けるのか」について詳しくみていきましょう。

レーザーを照射した直後の毛

医療レーザー脱毛と光脱毛では、毛のメラニンに反応するレーザーを照射します。メラニンとは、毛を色づけている色素のことです。レーザーが毛根のメラニンに反応すると、熱が発生し、周囲の発毛組織へ熱が広がってダメージを与えます。

熱が毛乳頭にダメージを与える

発毛に必要な毛乳頭細胞は、熱のダメージを受けることで機能が低下します。光脱毛の出力では、毛乳頭細胞を完全には破壊できませんが、医療レーザー脱毛であれば破壊が可能です。そのため、医療レーザー脱毛には永久脱毛の標ぼうが認められています。

この段階で発毛組織が破壊されますが、すぐに毛が抜けるわけではありません。

約1~2週間かけて毛が抜ける

脱毛の施術後、約1~2週間かけて毛が抜けます。しばらくすると毛が生えてきますが、その毛は成長期ではありません。実は、全体の約30~40%が成長期か退行期の毛で、残りは休止期の毛といわれています。毛周期にあわせて複数回の施術を受けることで、施術範囲の毛をすべて脱毛できます。

脱毛後に毛が抜けるようにするためのポイント

脱毛の効果を得るためには、次のポイントを押さえておく必要があります。

・保湿ケアで肌の状態を整える

肌トラブルが起きている肌には、施術ができません。そのため、日ごろから保湿ケアで肌の状態を整えておくことが大切です。化粧水や乳液、クリームなどで入念に保湿ケアをしましょう。また、肌をむやみに摩擦することも避けてください。十分に泡立てた洗顔料やボディソープで、顔や身体を優しく丁寧に洗いましょう。

・脱毛期間中は日焼けに注意する

脱毛後は、肌が日焼けしやすくなります。脱毛期間中は、十分に紫外線対策をして日焼けを防ぎましょう。日焼けで肌が黒くなるのは、メラニン色素による影響です。医療レーザー脱毛や光脱毛では、メラニンに反応するレーザーを照射するため、日焼けした肌には照射できません。

・毛抜きで自己処理しない

毛抜きを使うと、毛を毛根ごと抜いてしまいます。脱毛の施術では、毛に熱をため込む必要があるため、毛根がなくなると脱毛効果を得られません。また、毛抜きでの自己処理は毛穴への負担が大きいこともデメリットです。肌の負担が少ない電動シェーバーで処理しましょう。

医療レーザー脱毛のメリットと起こり得る肌トラブル

医療レーザー脱毛のメリットと起こり得る肌トラブル

それでは、医療レーザー脱毛のメリットと施術後に起こる可能性がある肌トラブルについて詳しくみていきましょう。

メリット

医療レーザー脱毛のメリットは、次の通りです。

・自己処理の手間が減る

医療レーザー脱毛で脱毛効果を得られると、毛が生えにくくなります。毛が生えにくくなれば自己処理の頻度が減るため、日々の時間に余裕ができやすくなるでしょう。

・自己処理による肌トラブルのリスクが減る

どれだけ正しく自己処理をしていても、肌トラブルが起こる可能性があります。自己処理の頻度が減ると、それだけ肌トラブルのリスクが減るのです。

・脱毛効果が高い

医療レーザー脱毛は、高出力のレーザーで毛乳頭細胞を破壊できるため、高い脱毛効果を期待できます。また、脱毛効果が高いだけ通う回数が少なくて済みます。忙しい中から脱毛に通う場合は、クリニックを選んだほうがいいでしょう。

リスク

医療レーザー脱毛の施術後は、次の肌トラブルが起こる可能性があります。

・毛嚢炎(もうのうえん)

毛嚢炎とは、毛穴の奥に細菌が侵入して炎症が起きた状態です。医療レーザーで傷ついた毛穴から肌にもともと生息する細菌に感染して起こります。ニキビのような症状が現れた場合は、毛嚢炎を疑いましょう。

・やけど

熱の影響で肌にやけどが起こる場合があります。赤みや、痛み、水ぶくれなどの症状が現れた場合は、やけどが疑われるため、クリニックに相談しましょう。

・色素沈着

施術後に強い炎症が起こると、メラニン色素が肌に沈着する場合があります。色素沈着は、いわゆるシミやくすみのことです。時間の経過とともに薄くなる可能性もありますが、クリニックで治療を受けることも検討しましょう。

・硬毛化

硬毛化とは、施術後に毛が太く硬くなる症状のことです。原因は解明されていませんが、発毛組織を破壊しきれなかったことが関係しているといわれています。硬毛化が認められた場合は、無料で再施術を受けられるクリニックもあります。

医療レーザー脱毛のリスクを抑える方法

医療レーザー脱毛のリスクを抑えるために、次のポイントを押さえましょう。

・保湿ケアを徹底する

肌へのダメージを抑えるために、保湿ケアを徹底しましょう。肌の水分を保つことで、熱ダメージを抑えられます。

・日焼けした肌には照射しない

日焼けした肌に照射すれば、レーザーが肌のメラニンに反応するため、やけどする恐れがあります。日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりするなど、日ごろから紫外線対策を徹底しましょう。

・信頼できるクリニックを選ぶ

脱毛を受けるクリニックは、信頼できるかどうか十分に確認しましょう。実績が豊富で法令を遵守しており、サポート体制が整っているクリニックがおすすめです。照射漏れ、やけど、硬毛化などが起きたときの対応も確認しておきましょう。

・症状が現れたら早めにクリニックに相談する

やけどや色素沈着、硬毛化などのトラブルが起きたときは、できるだけ早くクリニックに相談しましょう。早い段階で対処することで、さらに大きなトラブルが起こるのを防げます。また、施術によって肌トラブルが起きたと判断された場合、無料で薬を処方するクリニックもあります。時間が経ちすぎると脱毛との因果関係がわからなくなるため、早めに連絡することが大切です。

医療レーザー脱毛は信頼できるクリニックで受けよう

医療レーザー脱毛は信頼できるクリニックで受けよう

毛の成長は毛周期によって決まります。毛周期は成長期、退行期、休止期というようにサイクルがあり、脱毛の効果が期待できるのは成長期です。医療レーザー脱毛では、レーザーを照射し毛乳頭を破壊しますが、実際に抜け落ちるには約2週間かかります。

脱毛をすることで、毛の処理が楽になり、清潔感が出てくるなど効果は多くあります。しかし、リスクもないわけではありません。医療レーザー脱毛を受ける場合は、十分な技術を持つ医師や看護師がいるクリニックで受けましょう。ホームページや口コミサイトをチェックして、トラブルが起きたときの対応も確認することが大切です。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医ほか
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